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2026年09月29日

スタートアップに会いたい!Vol.110-丹青社

株式会社丹青社
吉田 清一郎
事業開発センター CVC・事業開発 ゼネラルディレクター

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業100社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業各社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム」からご確認いただけます。


【ひろぎんホールディングス】に続く第110回目は丹青社です。丹青社の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご連絡ください!


吉田氏に伺いました

何をしている会社ですか?

吉田:丹青社は、総合ディスプレイ業として、商業施設からホテル、展示会、オフィス、ミュージアムなど文化施設に至るまで、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりをおこなう企業です。

調査・企画からデザイン・設計、制作・施工、運営まで、空間づくりに関するプロセスを一貫して手がけることで、幅広い提案力・対応力・解決力・実現力を活かし、お客さまのニーズにあわせてワンストップでプロジェクトをサポートしています。

経営計画方針として「新たな領域への挑戦」を掲げています。私たちが所属する「事業開発センター」は、新たな領域への拡張を目指して、次の柱となる新規事業開発をおこなう部門です。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

吉田:2018年に、私が新規事業開発の責任者として事業開発統括部を組織して、最初に立ち上げた事業が、アート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」です。ECによるサービス開始は2019年で、ECで販売するアート作品にブロックチェーンによるデジタル証明書を発行しています。このシステムは当時1億円の資金調達で話題になった東大発のスタートアップ「スタートバーン株式会社」との共同開発です。

2021年には、「株式会社HARTi」に出資し、NFTを活用したアート作品のリアル空間への展開に関する資本業務提携を締結しました。

2022年に、空間づくりにおけるお客様である三井不動産様と共同で、商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」のSouth 2F 吹き抜け広場およびデジタルサイネージを活用したNFTアート販売の実証実験を行いました。これは空間づくりにおけるアセットと自社の新規事業、スタートアップとの連携事例のひとつです。

また、テクノロジーを活用した空間演出の研究開発を行う目的の専門部署「CMIセンター(クロスメディアイノベーションセンター)」を立ち上げ、空間づくりに関わるさまざまなソリューションの研究・開発を行っています。2024年に、「株式会社ワントゥーテン」に出資し、「空間DX」ソリューションの提供に向けた資本業務提携を締結しました。

2026年には、オープンイノベーションの加速と事業ポートフォリオの拡張を目指し、「ANOBAKA4号投資事業有限責任組合」および「waypoint venture partners1号投資事業有限責任組合」へLP出資しています。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

吉田:空間づくりで培った資源やノウハウにスタートアップの皆さまの革新的なビジネスモデル、テクノロジーを掛け合わせた事業領域の拡張と新規事業開発です。

重点投資テーマとして以下を定めました。

  • 【建設・不動産】
    コア技術の革新による顧客への価値提供、社会課題・サステナビリティ要請への対応など
  • 【文化・観光・まちづくり】
    文化、観光施設における顧客支援など
  • 【Web3、XR】
    空間づくりを補完するデジタル活用による体験価値の提供など
  • 【IP・コンテンツ】
    大型複合やエンターテイメント施設における顧客支援など
  • 【店舗DX・Retail as a Service】
    専門店など商業施設における顧客支援など
  • 【AI】
    空間運用の高度化、顧客への提案価値や生産性向上への対応など

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

吉田:スタートアップの皆さまに提供できるアセットは以下となります。

  • 多様な顧客基盤と空間の活用
    商業施設、オフィス、ホテル、博物館など、多業種かつ全国にわたる顧客基盤や年間6,000件以上の空間プロジェクトが進行しています。
  • 空間実装を支える専門ノウハウ
    企画・設計から施工、運営、保守に至る一貫してサポート可能な空間デザイナーや専門技術者と強力なサプライヤーネットワークがあります。
  • 新規事業プロジェクトとの連携
    アート・工芸のプラットフォーム「B-OWND」や不動産再活性化「R2」など、既存の新規事業チームとの協業が可能です。

最後に一言お願いします

吉田:私たち丹青社は、「こころを動かす空間づくりのプロフェッショナル」として、長年にわたり人々の生活や社会を豊かに彩る場を創り続けてまいりました。

この空間づくりで培った資源を活用し、スタートアップの皆さまの成長と、お客さまや社会の課題解決に取り組むとともに、新たな領域への拡張に挑戦してまいります。
私たちと新たな価値をともに創っていただける、スタートアップの皆さまとの出会いを楽しみにしています。

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