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2026年10月23日

スタートアップに会いたい!Vol.113-Hyundai Motor Group

Hyundai Motor Group
Keith Noh
ZER01NE Vice President

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業100社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業各社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム」からご確認いただけます。


【KDDI Biz Edge】に続く第113回目はHyundai Motor Groupです。Hyundai Motor Groupの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご連絡ください!


Keith Noh氏に伺いました

何をしている会社ですか?

Keith Noh:現代自動車グループ(Hyundai Motor Group)は、現代自動車と起亜(Kia)を中核とする韓国最大の企業グループの一つであり、世界有数の販売規模を誇るグローバルモビリティ企業グループです。
自動車事業を中心に、部品、鉄鋼・素材、物流、IT・ソフトウェア、金融、建設・インフラなど幅広い分野で事業を展開しています。

現代モービス、現代製鉄、現代グロービス、現代オートエバーなどの主要グループ会社との連携を通じて、モビリティ産業全体にわたるバリューチェーンを構築しています。

また、電動化、ソフトウェア定義車両(SDV)、自動運転、ロボティクス、水素エネルギー、スマートファクトリー、先進航空モビリティ(AAM)を将来の重点事業として育成しています。

「Progress for Humanity」というビジョンのもと、人々の移動や暮らし、そして社会に前向きな変化をもたらす持続可能なモビリティソリューションの実現を目指しています。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

Keith Noh:現代自動車グループのCVCとして、2018年からグループ各社の事業課題とスタートアップの技術・ソリューションを結びつける「ZER01NEプログラム」ZER01NEを運営しています。本プログラムは、オープンイノベーションおよびクリエイティブ人材のプラットフォームとしてスタートアップとの協業を推進しています。

スタートアップ、クリエイター、社内起業家と、現代自動車・起亜・現代モービスなどの現代自動車グループ(関連会社を含む)の事業部門をつなぎ、未来のモビリティ、ソフトウェア定義車両(SDV)、AI、ロボティクス、電動化、水素・クリーンエネルギー、スマートファクトリー、スマートシティなどの分野で、新たな事業を共に創出しています。

投資、PoC(概念実証・技術検証)、事業開発、社内ベンチャー育成、グローバルネットワークを組み合わせ、技術を実際の事業および社会的価値へとつなげることを目指しています。

これまで14期を通じて、210社のスタートアップと現代自動車グループ内の170の事業部門が参加し、154件のPoCプロジェクトを実施しています。

具体的には、EV充電、バッテリー、SDV、AI、3Dセンシング、ロボティクス、物流、廃プラスチックの循環活用、エネルギーといった分野で協業を推進しています。
また、社内ベンチャー育成プログラムを通じて43社をスピンオフし、投資と事業協業を組み合わせたオープンイノベーションを推進しています。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

Keith Noh:現代自動車グループは、単なるモビリティ企業にとどまらず、ソフトウェア、AI、ロボティクス、エネルギー、スマートシティまでを包含する、未来のモビリティ・エコシステム企業への変革を進めています。

これに伴い、SDV・自動運転・車載UX・V2X、産業・モビリティ向けAI、ロボット、サイバーセキュリティ、次世代バッテリー、水素、資源循環、スマート製造・物流などの領域において、明確な技術的差別化と実行力を備えたスタートアップを求めています。また、単なる技術提供にとどまらず、現場でのPoCから事業化、グローバル展開までを共に設計し、長期的な価値を創出できるパートナーとの協業を重視しています。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

Keith Noh:現代自動車グループが運営するZER01NEは、グループの幅広い事業会社や研究開発組織、事業部門と直接協業する機会を提供できます。

現代自動車、起亜、現代モービス、現代オートエバー、現代グロービス、現代ロテム、現代ウィアなどのグループ各社を通じて、車両、製造、物流、ロボティクス、IT、エネルギー、金融分野におけるPoC環境、実証機会、事業開発支援を提供します。

さらに、ZER01NE Fundを通じたアーリーステージ投資、グローバルVCとの共同投資、シリコンバレー・ベルリン・テルアビブ・シンガポール・上海のオープンイノベーション拠点ネットワークを活用した協業も可能です。

MUGENLABOやMUGENLABO UNIVERSE・TIB CATAPULTでは何を期待しますか?

Keith Noh:MUGENLABOへの参画を通じて、MUGENLABO UNIVERSEやTIB CATAPULTにおいて、日本のスタートアップ、事業会社、大学・研究機関、行政機関との新たな協業機会を創出できることを期待しています。

特に、AI、フィジカルAI・ロボティクス、次世代モビリティ、EV・バッテリー、エネルギー、サーキュラーエコノミー、宇宙・位置情報技術など、現代自動車グループの未来事業との親和性が高い分野において、有望な技術、人材、事業パートナーを発掘したいと考えています。

有望な日本のスタートアップとのPoCおよび共同事業開発を出発点とし、ZER01NEおよびグローバルスタートアップネットワーク・投資基盤であるHYUNDAI CRADLEのネットワークを活用して、アジア、そして世界市場へと展開できる共創モデルを構築することが目標です。

最後に一言お願いします

Keith Noh:ZER01NEは、日本市場と産業をより深く理解し、その中で共に新たな可能性を創り出していきたいと考えています。
私たちは日本をもっと知りたいと思っています。日本には、深い専門性と真摯な挑戦によって新しい未来を切り拓く、素晴らしい人々が数多くいると信じています。
ZER01NEと共にお互いを理解し、国境を越えて次の時代のイノベーションを創り上げていきましょう!

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