スタートアップに会いたい！Vol.69 - アマゾンウェブサービスジャパン

アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 森田仁志: スタートアップ事業本部事業開発部

連載「スタートアップに会いたい！」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業90社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2023」からご確認いただけます。

ダッソー・システムズに続く第69回目はアマゾンウェブサービスジャパンです。2023年9月より「生成AI活用支援プログラム」を開始しておりますので、大企業の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください！

森田氏に伺いました

何をしている会社ですか？

森田：AWSは最も包括的で広く導入されたクラウドサービスです。何百万ものお客様がインフラやアプリケーションの実現にAWSをご利用頂いております。スタートアップをはじめ様々な業種業態、規模の大小に関わらない組織がコストの削減、俊敏性の強化、イノベーションの加速にAWSを利用しています。

AWSはインターネット経由で従量課金のテクノロジー、サービスをオンデマンドで提供しています。このサービスを利用すれば初期費用や継続的なコミットメントなしに各種アプリケーションを構築して実施できます。お支払いは使用した分のみです。AWSで提供されるサービス・機能は240以上にのぼります。

このため、より高速、簡単かつコスト効率に優れた方法で既存のアプリケーションをクラウドに移行しコンピューティングストレージ、データベースなどのインフラテクノロジーからAI（機械学習）、データレイクと分析、生成AI、IoTなど多種多様なあらゆるアプリケーションを構築できます。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は？

森田：AWSでは　2013年より全世界でAWS Activateプログラムを提供してきました。これはスタートアップに対して最大100,000USDまで構築、起動、スケールするために必要なAWSのリソースを提供するものです。

2020年のデータですが、世界中のスタートアップに単年で1,000億円以上のクレジットを提供しました。また、技術的に複雑な問題で行き詰まった場合には、スタートアップビジネスに精通したソリューションアーキテクト（SA）による技術支援も継続的に実施しスタートアップの成長をテクノロジーで支援してきました。

2018年には東京にAWS Startup Loft Tokyoを開設しました。これはスタートアップとディベロッパーの夢を形にする場所として開設しました。日々多くのスタートアップのお客様にコワーキングスペースを活用頂いたり、日々行われているイベントなどコミュニケーションの場として活用頂いております。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか？

アセットイメージ

森田：AWSスタートアップ支援プログラムとして様々なフェーズのスタートアップのご支援を継続的に実施しております。
一例ですが、

AWS Activate(最大100,000USDのAWSクレジット)
技術サポート支援（スタートアップ専任のエンジニア）
業界特化型の支援（ヘルスケア、Fintechなど）
グローバルビジネス支援（GTM支援）
スタートアップコミュニティーへの支援
マーケティング支援
AWS Startup Loft Tokyo(スタートアップ向けのコワーキングスペース)

最後に一言お願いします

森田：AWSは、KDDI様と共に2023年11月にMUGENLABO 生成AI活用支援プログラムをリリースしました。このプログラムは、課題を抱える大企業と、生成AIを活用したソリューション開発を図るスタートアップを繋ぎ、スタートアップによる生成AIを活用したソリューションやサービス提供の加速を目指すプログラムです。既に多くの大企業連合からビジネス課題を頂いております。

また、本活動はKDDI様から2023年9月1日にプレスリリースにて発表いただいている生成AIの社会実装加速に向けた協業の一環としての取り組みとなっており、KDDI様との連携を今後も強化して参ります。ぜひ多くのスタートアップの皆様も参加頂き、ご提案ください！