
2026年07月07日
セキュリティチェックの“非効率”を変える ― Conoris Technologies
- 株式会社Conoris Technologies
井上 幸 - 代表取締役
2026年7月1日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ4社が大企業に向けてピッチを行った。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューを行ったので皆様にご紹介!
今回はConoris Technologies。クラウドサービスのセキュリティチェック支援サービス「Conoris(コノリス)」を提供するスタートアップ。Conoris Technologies代表取締役の井上 幸氏に話を伺った。
目次
めぇ〜ちゃん- Conoris Technologiesは、企業が外部のクラウドサービスや委託先を利用する際に生じる煩雑なベンダーリスク管理業務を効率化・自動化するSaaSプラットフォーム「Conoris」シリーズを提供するスタートアップです!
SaaS導入の裏側に潜む「非効率」から生まれたConoris
Conorisはどのような課題意識から生まれた会社なのでしょうか?
井上:元々前々職でHR TechのSaaSの事業開発をしていて、自社にSaaSを導入するのも、お客様に販売する際もどちらもめんどくさくて時間がかかるセキュリティチェックのフローがあり、大嫌いな仕事でした。
その後起業を考えた時に、たまたま知人のSaaS起業家が「セキュリティチェックシートの回答が大変すぎて、お金払ってでもなんとかしたい」と言っていて、やれDXだ、リモートワークだと言っている令和の時代に引き続きエクセルでセキュリティチェックシートをやりとりしているような状況であれば、これはビジネスにできるかもと思ったのがきっかけです。
リスク管理をまるごと一つに
現在提供しているプロダクトやサービスの概要を教えてください。
井上:委託先・サプライチェーンのリスク評価やクラウドサービスのセキュリティチェックの課題をAIとSaaSで基盤から解消する「Conorisシリーズ」を提供しています。
業界問わず大企業様に向けて、自社が利用する企業・サービスの導入時のリスク評価から年次の棚卸といった運用管理全てをワンプラットフォームで支援します。

サービスイメージ
セキュリティチェックを取り巻く環境の変化
AI時代におけるセキュリティチェックはどう変わるのでしょうか
井上:大きく二つの側面があると思っています。
- サイバーセキュリティの領域自体がAIにより、一つの転換期を迎えています。現状攻撃者有利な状況になっていることもあり(AIを利用して容易に攻撃ができる)、委託先やクラウドサービス経由の侵害を防ぐために、各社の対策の重要性が一層大きくなっています。
- AIの利用やAIを用いたサービスの活用により、各社セキュリティチェックの数が増加しています。また、単純な数だけではなく、海外のサービスの利用をするシーンが増えており、益々セキュリティチェックが難しくなっています。
煩雑な業務を、仕組みごと変える
他サービスと比べたConorisの強みはなんですか?
井上:大企業で発生する大切だけど煩雑で手間となる業務を、ガバナンスレベルを担保しながら柔軟で多機能なプロダクトで支えているのが強みだと考えています。プロダクトのみならず、業務の改善提案まで入るカスタマーサクセスもお客様から喜んでいただけることが多いです。

企業とともに広げるリスク管理の新しい形
企業はConorisとどう関わるのでしょうか?
井上:大きく二つの関わり方があると思っています。
- セキュリティ審査を実施するユーザ企業
- SI/コンサル/リスク関連の事業をされている会社様であれば、パートナーとして製品の販売・導入をしていただいたり、共同でサービスをパッケージ化

AIで進化するリスク管理の未来
今後の展望を教えてください。
井上:プロダクトとしては、基本的な機能は概ね揃っており、領域的には非常にAIとの相性が良い業務なので、AIを活用して、本業務の在り方をもっと本質的に変えていけるような製品に進化をさせていきたいと思っています。また業務カバレッジもお客様の要望を通してどんどん広がっているので、今対応しているサードパーティーリスクマネジメントの領域だけではなく、周辺も含めてサービス提供を予定しています。
KDDI 山本- ★推しポイント★
企業の業務環境が急速に変化し、SaaSやAI、外部サービスの活用が進むなか、委託先やサプライチェーンを含めたリスク管理の重要性はますます高まっています。Conoris Technologiesは、こうした複雑な課題に対し、委託先・クラウド・AIのリスク管理を審査から運用まで一気通貫で支えるプラットフォームを提供しています。
特に印象的なのは、顧客の実務を深く理解し、現場の声をスピーディーにプロダクトへ反映する高い実行力です。業務効率化とガバナンス強化を両立し、これからの企業活動を支える存在として大きな期待を寄せています!
それでは次回の記事もお楽しみに♪


