- インタビュー
2021年11月16日
「自分の母親でも使える」無人コンビニ、TOUCH TO GOがファミリーマートに新サービス導入
無人決済店舗システムを展開するTOUCH TO GOは10月、新プロダクト「TTG-SENSE MICRO W」の導入を伝えている。極小地において無人での決済店舗を可能にするソリューションで、ファミリーマート川越西郵便局で採用された。同社ではTTG-SENSE MICRO Wを導入することで、その他の極小地において無人での店舗オペレーションを実現するとしている。
ユーザーの支払い方法は交通系電子マネー、クレジットカード、現金が用意されており、今回、導入されたファミリーマートではおにぎりやパン、菓子、飲料、雑貨等が販売されている。
TOUCH TO GOの創業は2019年7月。JR東日本で新卒入社後から駅ナカコンビニの店長をはじめ、鉄道事業以外に関わってきた阿久津智紀氏が代表取締役を努める。流通業界が抱える慢性的な人手不足という課題に対し、無人決済というソリューションを提供し、マイクロマーケット(小規模商圏)における小売流通の活性化を狙う。阿久津は今回の導入についてこのようにコメントしている。
ファミリーマートさんの力をお借りして『自分の母親が使えるシステム』を目指し、当たり前のサービスとして広げられるようにして参ります。また、KDDIさんともネットワークを通して新しいサービスつくりをご一緒できればと思っております。
TOUCH TO GO代表取締役 阿久津氏
なお、TOUCH TO GOは今年10月14日、KDDI Open Innovation Fundを引受先とした増資の発表もしている。(出資額や比率など詳細は非公開)。