- インタビュー
2022年11月07日
スタートアップに会いたい!Vol.58- 静岡銀行
- 株式会社静岡銀行
澤野 清順 - 経営企画部 事業戦略ALMグループ
連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業70社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2022」からご確認いただけます。
アミューズに続く第58回目は静岡銀行です。静岡銀行の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!
澤野氏に伺いました
何をしている会社ですか?
澤野:総合金融機関です。「地域とともに夢と豊かさを広げます。」を企業理念に掲げ、地域の総合金融機関として質の高いサービスを提供することで、地域・お客さまの暮らしと事業の夢の実現に貢献することを目指しています。
足元ではコロナ禍による経済情勢の混乱が長期化する一方、サステナビリティなどの新たな価値観への対応もまた必要不可欠となっています。地域やお客さまが抱える課題は多様化・高度化し、弊行に求められる役割も変化する中、2021年の銀行法改正により地域の持続可能性に資する新事業への規制が緩和されました。持続可能な地域社会の実現に向けて安定的な金融サービスの提供を維持すると共に、地域の成長に貢献する新たな事業領域の拡大にも積極的に取り組んでいきます。
これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?
澤野:弊行は静岡県と共同事務局として、「TECH BEAT Shizuoka」というオープンイノベーションプログラムを開催しています。「TECH BEAT Shizuoka」は、静岡県の事業者とスタートアップ企業の有する先端技術をマッチングさせることでイノベーション創出を促し、県内の産業活性化や新たなビジネスの創出を図る取組みです。
2019年の初回開催からこれまでの全8回の開催で延べ3万人が参加し、商談件数1,000件超と高い関心を集めています。また、従来の銀行業務にはない新たな付加価値の創出に向けて、2014年マネックスグループとの資本業務提携を皮切りに、異業種企業との連携に積極的にも取り組んでいます。
御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?
澤野:スタートアップ企業や異業種との連携によって、地域課題の解決に繋がる新規事業の創出を目指します。DX推進や脱炭素をはじめとした社会課題の高度化・多様化により、地域金融機関には本業の金融サービス以外でのコンサルティングメニュー提供が求められています。金融・非金融分野に問わず、地域やお客さまのサステナビリティ実現に資するサービスの開発・提供に取り組んでいきたいと考えています。
スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?
澤野:地域課題の解決に向けたシナジー創出のため、以下アセットの提供を検討可能です。
- グループ会社の静岡キャピタル(株)が組成するファンドによる資金調達支援
- オープンイノベーションプログラム「TECH BEAT Shizuoka」への出展による県内企業との商談機会の提供
- 弊行の有する業界ネットワークを活用した事業支援や地方公共団体との連携
最後に一言お願いします
澤野:弊行は、あらゆる環境変化を地域と自らの持続可能性を高める推進力に変えながら、夢と希望に満ちあふれた地域の未来を切り開いていきたいと考えています。地域の成長に貢献する新たな事業領域の拡大に向けて、様々な知見や先端技術を有するスタートアップ企業の皆様に是非お力添えいただきたいです。皆様との新たなビジネスの共創を楽しみにしています。
静岡銀行と面会・提案したい!というスタートアップの皆様はメールにてご連絡ください。メールはこちら
メールには以下情報を記載の上、ご連絡ください。
事務局から折り返し連絡いたします。
<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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・連絡先情報(氏名/役職/メールアドレス)
・面会/提案希望先(大企業名/提案概要)※複数可
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