- インタビュー
2022年09月12日
スタートアップに会いたい!Vol.55- プロテリアル

- 株式会社プロテリアル
高橋 心(右) - グローバル技術革新センター 新事業開発部 部長
- 株式会社プロテリアル
大北 紘士(左) - グローバル技術革新センター 新事業開発部 主任
連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業70社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2022」からご確認いただけます。
トヨタ自動車に続く第55回目はプロテリアルです。プロテリアルの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!
目次
大北氏に伺いました
何をしている会社ですか?
大北:プロテリアルは100年以上にわたる歴史の中で、さまざまな人財、技術、製品が融合し、成長を続けてきました。その過程で特殊鋼、素形材、磁性材料・パワーエレクトロニクス、電線材料などのユニークな製品・サービスを生み出してきました。これらの製品・サービスをご提供することにより、お客様とともに社会の課題を解決し、持続可能な社会を支える高機能材料会社となることを目指しております。
社会課題の中でも特に気候変動問題への対応が人類共通の喫緊の課題であると認識しています。当社では、長期目標として2050年カーボンニュートラル実現をめざし、自社事業に伴うCO2排出量の削減をすすめるとともに、気候変動問題に資する先進的な製品(環境親和型製品)を開発、提供することで、低炭素社会への移行に貢献していきます。
これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?
大北:グローバル技術革新センター(GRIT:Global Research & Innovative Technology center)は、社会課題の解決をめざして未来思考の研究開発・イノベーションを推進することをPhilosophyとし、持続可能な社会を支える高機能材料会社として、高い技術力に自由な発想とオープンイノベーションを掛け合わせた研究開発を推進しております。
GRITで取り組んでいる社会課題解決の一例ですが、CO2排出量削減以外に、製造工程の省資源、省エネルギー化、生産年齢人口の減少に対する取り組みなどが挙げられます。なおGRITでは、お客様やパートナー様との協創を促すためのコラボレーションエリアや3Dプリンターを用いたオープンラボを設置するなど、協創の場としての機能も発揮し、イノベーション創出を加速させております。
この取り組みの中で、実際にスタートアップの皆様との共同開発案件も複数創出されており、今後も更に協創案件を増やしていきたいと考えております。
御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?
大北:下記の技術をお持ちのスタートアップの皆様にはぜひお声がけ頂きたいです。
- スタートアップの皆様の技術とプロテリアルの技術を重ね合わせることによる新規開発テーマや事業機会の創出
- プロテリアル各工場のカーボンニュートラルを実現する素材製造プロセスのイノベーション
持続可能な社会を支えていくため、オープンイノベーションを積極活用し、スタートアップの皆様のデバイス・システム・ソリューション、DX技術などと、プロテリアルの高機能材料技術を重ね合わせた新規事業開発テーマや事業機会を創出していきたいと考えております。
プロテリアルは素材メーカーであり製造段階で多くのエネルギーを使用します。このため地球温暖化防止を経営上の重要課題として位置づけ、中長期目標を掲げて省エネルギー施策の推進によるエネルギー原単位の改善およびCO2排出量の削減に努めています。長期目標である2050年実質排出量ゼロ(カーボンニュートラル)実現に向けて、スタートアップの皆様がお持ちの温室効果ガス削減に寄与出来る技術を積極的に検討していきたいと考えております。
スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?
大北:スタートアップの皆様へは2つのアセットの提供を考えております。
- グローバル技術革新センターでの協創機会の提供や、オープンラボでの金属積層造形体試作
- 当社各工場での実証フィールドの提供
最後に一言お願いします
大北:プロテリアルは、「持続可能な社会を支える高機能材料会社」として変革と成長を加速しております。スタートアップの皆様の強みと、当社の強みを掛け合わせることにより、一緒に社会課題の解決に取り組んでいきましょう!!

プロテリアルと面会・提案したい!というスタートアップの皆様はメールにてご連絡ください。メールはこちら
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事務局から折り返し連絡いたします。
<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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・面会/提案希望先(大企業名/提案概要)※複数可
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