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2024年04月03日

天然繊維事業を展開する、FOOD REBORN社が最優秀賞を受賞!「TAP 2023 Demo Day」参加レポートー

3月12日、東急グループが提供する東急アライアンスプラットフォーム(TAP)の主催イベント「東急アライアンスプラットフォーム 2023 Demo Day」が開催されました。この記事では、応募企業と東急グループが登壇する「事業共創ピッチ」のコーナーについてMUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんよりお送りします。


めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。

東急アライアンスプラットフォームとは

東急アライアンスプラットフォームは、東急株式会社が運営する事業共創プラットフォームです。2015年度から開始した東急アクセラレートプログラムを、2021年8月に東急アライアンスプラットフォームへ、プログラムからプラットフォームにリブランディングしました。東急グループの誰もが参画可能なプラットフォームとして事業共創機会の最大化を図ります。グループの幅広い顧客接点とアセットを活用して新たな価値を創出し続けることで、スタートアップ企業などから選ばれ続けるプラットフォームとなることを目指してます。

▼東急アライアンスプラットフォーム運営事務局
公式サイト/公式facebookページ

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
どんな企業が登壇されたのか、事業共創ピッチをレポートします!


会場の様子

事業共創ピッチ

本事業共創ピッチは、スタートアップを中心とした企業との事業共創を推進する「東急アライアンスプラットフォーム 2023」に実現した、スタートアップと東急グループの事業共創についての発表を審査員がピッチコンテストで最終審査を行いました。

  1. 【登壇】株式会社グリーンズグリーン ×東急電鉄株式会社
  2. グリーンズグリーン社は、土を使わず特殊な不織布を用いてシート状にスナゴケを栽培する「スナゴケシート」の特許を取得しているスタートアップです。特徴は裏地に防草シートがついているため緑化と雑草防除を両立することができる点、苔の層があることで紫外線が通りにくく、耐用年数が30年と通常の防草シートよりも長い点です。

    田園都市線の池尻大橋駅、三軒茶屋駅、駒沢大学駅、桜新町駅、用賀駅の5駅のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」において、東急電鉄株式会社と「スナゴケシート」を利用することで、安心・安全・快適・便利でサステナブルな地下駅の実現を推進しているそうです!


    代表取締役 佐藤靖也氏

  3. 【登壇】株式会社FOOD REBORN×東急電鉄株式会社
  4. FOOD REBORN社は、世界発の水圧噴射や連続式の繊維抽出の技術を持ち、未利用農産資源であるパイナップル葉等から繊維を抽出する天然繊維事業を展開するスタートアップです。

    「Green UNDER GROUND」と連携し、地域循環のコミュニティ形成を実現しました。この取り組みでは、合計約410kgの廃棄物から同量の液肥と約2㎡のバイオガスを生成し、野菜の生育や運営等に活用する世界初の小規模メタン発酵の実証実験を実施しました。フードリボンの技術を活用して、東急と捨てるものがない街づくりを目指して連携を深めていくそうです。


    代表取締役社長 宇田悦子氏

  5. 【登壇】株式会社キリンジ×東急建設株式会社
  6. キリンジ社は、遊休不動産や歴史的な建築物を活用した地方創生や宿泊施設の企画・開発を行うスタートアップです。

    東急建設は、災害時に応急仮設住宅として活用できる可搬型木造住宅である「モクタスキューブ」を開発しており、平時における宿泊施設や別荘等の運営、及びプロダクトデザインのパートナーとして、民泊運営で培った無人・省人運営のノウハウを持つキリンジ社との事業共創を検討しているそうです。


    代表取締役 天川洋介氏

  7. 【登壇】ReCute ×株式会社東急モールズデベロップメント
  8. ReCute社は、外出先でも髪を巻けるヘアアイロンのシェアリングサービスを提供しているスタートアップ(2024年度登記予定)です。

    東急モールズデベロップメントと、みなとみらい東急スクエア、たまプラーザテラスでの無償実証を実施し、女性用お化粧室でヘアアイロンを貸し出し、ユーザーのニーズを検証しました。今年の夏から秋にかけて渋谷ヒカリエShinQsにある、パウダールーム「Switch Room」と連携していくそうです。


    ReCute(NTTコミュニケーションズ)第五ビジネスソリューション部ビジネスデザイン部門 山下萌々夏氏

  9. 【登壇】株式会社弘栄ドリームワークス ×東急電鉄株式会社
  10. 弘栄ドリームワークス社は、直径100~150mmのティーズ管内を自走する配管内探査ロボット「配管くん」を開発し、設備業のプラットフォーム運営を中心とした各種サービスを展開するスタートアップです。

    東急電鉄と駅の配管経路の設計作業をコンピュータでの電子化や、配管経路を3D化し経路と内部状況を管理することで異常場所を事前に対処すること等、駅の内部がどのような状況であるのかを把握することができます。今後、東急グループとの共創では、配管の「見える化」「図面化」で維持・保全の効率化を図るそうです。


    営業部営業課 遠藤博人氏

  11. 【登壇】stadiums株式会社 × 東急スポーツシステム株式会社
  12. トレーニングスペースを探しているトレーナーと、ジムを貸したいオーナーをつなぐシェアリングレンタルジムサービス「THE PERSON」を運営するスタートアップです。

    2023年9月から、東急スポーツシステムが運営するアトリオドゥーエNext二子玉川店にて、複数人で実施する運動プログラムの提供を通じて、フィットネスクラブ内での様々な世代の交流を促し、運動習慣の継続をサポートしているそうです。


    代表取締役社長 大石裕明氏

    受賞式

    6社のスタートアップが登壇され、それぞれパートナー企業との共創についてお話いただいたのち、今年度のDemo Dayでは「オーディエンス賞」「二子玉川賞」「渋谷賞」「SOIL賞」「東急賞」が審査員により選定されました。

    緊張感が漂う中、「オーディエンス賞」と「二子玉川賞」は弘栄ドリームワークス社、「渋谷賞」にはグリーンズグリーンズ社、「SOIL賞」にはキリンジ社、Re:Cute社、stadiums社が受賞されました。そして、最後には東急株式会社 取締役社長 堀江氏による、最優秀賞に当たる「東急賞」の結果発表が行われ、見事FOOD REBORN社が受賞されました!

     
    授賞された皆さま

    FOOD REBORN社は、パイナップルやバナナの収穫時に出る葉や茎から繊維などを生み出し、農家に新たな収入源を創出する仕組みを構築しています。


    KISEKI (パイナップル葉繊維ストロー)

    Demo Dayでは、将来的に東急グループと幅広いアライアンスの可能性があること、非利用資源やサーキュラーエコノミーの活用に繋がること、農産物生産者の新たな収入になることから、最優秀賞に選出されました!

    めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
    様々な事業共創の事例に触れることができたイベントでした!今後も、日本のスタートアップが集まる地に登場しますので、次のレポートもぜひお楽しみに!以上新米記者めぇ~ちゃんでした!!

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