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2024年01月11日

国境を超えたアートマーケットプレイス「TRiCERA ART」を展開 - TRiCERA

株式会社TRiCERA
井口泰
代表取締役

2023年12月14日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ8社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。


3社目はTRiCERAです。現代アートのグローバルアートマーケットプレイス「TRiCERA ART」を展開するスタートアップです。今回は、TRiCERAの代表取締役 井口泰氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
TRiCERAは世界中の現代アート作品を出品/購入出来るグローバルマーケットプレイス「TRiCERA ART」を運営しています。

代表取締役の井口氏に伺いました

何をしている会社ですか?

井口:株式会社TRiCERAは、アジア最大級のグローバルアートマーケットプレイス「TRiCERA ART(トライセラアート)」の運営、並びに、西麻布のギャラリー「9s Gallery by TRiCERA」を運営しています。

TRiCERA ARTは世界126カ国以上の新進気鋭アーティストによる絵画・写真・彫刻などの現代アート作品が約90,000点掲載されており、これまでローカルなギャラリーでは出会えなかった世界中の作品を購入することが可能です。

さらにTRiCERA ARTは、現代アートの二次流通市場の活発化を使命とし、リセール事業「TRiCERA ART Resale」も展開しております。TRiCERA ART Resaleでは、コレクターがマーケットプレイス上で所有する作品を出品・販売することができ、当社がグローバルマーケットプレイス事業で構築した国内外にまたがるコレクターコネクションを活かした豊富な取引量が魅力です。

『創造力に国境なんてない』というビジョンのもと、グローバルにアート市場の活性化を目指します。


  現代アート グローバルプラットフォーム「TRiCERA」

なぜ会社を立ち上げたのですか?

井口:僕は中学生の頃まで、俳優を目指して子役として活動していました。子役の世界はとても厳しい競争社会で、様々なことを学んできました。

芸術の世界には「天才」が本当に存在します。ある日、子役として活躍する「天才」に出会ってしまった僕は、人生で初めての挫折を味わいました。その後、俳優への道は諦め、海外留学をした後、事業会社に就職をしました。

社会人として最初に入社した会社では世界を相手に仕事をし、2社目に入社したシーメンスでは、自ら立ち上げたDXプロジェクトがグローバルでベストプラクティスに選ばれたり、直近で働いていたナイキではグローバル次世代幹部候補に選出されるなど、自分なりに社会人としての自信を身につけることが出来ました。

しかし、常に挑戦者であり続け、イノベーションを生むためには視座をより高く持たなければならないと感じ、起業心が芽生えました。

子役時代の経験から、エンタメの世界には興味がありました。仕事で訪れたアートフェアをきっかけにアートの世界に目を向けました。サラリーマン時代の経験から、サプライチェーンやグローバルの物流インフラさえ整えられれば、アートは大きな可能性が眠っているマ―ケットだと感じ、アーティストがアーティストでい続けてもらえるために事業を作りたいと考え起業に至りました。

これからの目標はありますか?

井口:企業の「ゴール」はないと思いますし、続けていくことこそが価値だと考えています。しかし、ただ続けるだけではなく、世の中にインパクトを残せないと意味がないと考えています。時価総額数十億〜百億円という規模で留まるのではなく、より大きなインパクトを世の中に与えていきたいです。

たまに「アートは生きていくうえで必要ではない」と言われることもありますが、そういう質問に対しては「あなたにとって生きるって何ですか?」と逆に質問したい気持ちになります。テクノロジーの発展が目まぐるしい現代だからこそ、人間が成長するためには「文化」が必要です。文化と経済は世の中の両輪であると言われるように、様々な文化があってそこに経済が誕生するものです。文化は進化、そして変化していくものです。サービスやプロダクトを含んだ新しい経済により、また新しい文化が生まれるのです。

TRiCERAはそんな経済を発展に繋げる文化の一端を担えるような企業になりたいと考えています。

最後に一言お願いします

井口:アートの世界はまだまだとても閉鎖的で、アートにつく値段の情報すら出回ることはありません。世界市場は10兆円を超え、流通が止まっている作品はその何倍もあると言われている大きなマーケットですが、まだまだドメスティックな状態です。

市場を攻略していくのは一筋縄ではないですが、トライセラは革新的な仕組みと築いてきたノウハウで業界を牽引していきます。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
「TRiCERA ART」では、世界126カ国以上の新進気鋭アーティストによる絵画・写真・彫刻などの現代アート作品が約90,000点掲載されています。国境を超えて、世界中の作品を購入できるところに注目です!それでは次回もお楽しみに!

株式会社TRiCERA
https://www.tricera.co.jp/
現代アートのグローバルアートマーケットプレイス「TRiCERA ART」の展開

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