- インタビュー
2022年04月12日
国際物流を最適化するプラットフォーム - Willbox
- Willbox株式会社
神 一誠 - 代表取締役
2022年3月17日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、書籍「スタートアップス」にて全国のVC/CVCから推薦されたESG領域のスタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
3社目はWillboxです。国際物流マーケットプレイス「Giho」を運営するスタートアップです。今回は、Willbox代表取締役の神 一誠氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 『Giho』とは、国際物流における「荷主企業」と「物流事業者」を繋ぎ、実物流を提供する新しい国際物流マーケットプレイスです!
代表取締役の神氏に伺いました
何をしている会社ですか?
神:日本初の国際物流マーケットプレイス「Giho」を展開しています。世界中の船会社、国内外100社を越える物流事業者様と提携して、日本発FCL(コンテナ輸送)の輸出サービスを展開しています。
国際物流マーケットプレイス「Giho」
工業製品のメーカー様を中心に利用されていて、見積書が瞬時に自動生成されそのまま発注も可能なためビジネスを加速できます。また大量の物流事業者データベースを保有し、最適な物流へ発注することによって費用削減にも繋がります。荷主企業にとって国際物流における購買活動を最適化できるプロダクトです。一方物流事業者は見積書作成業務から解放され、高単価な案件が受注できるのが特徴です。相見積もりや入札制度とは異なり、独自のアルゴリズムで国際物流を一気通貫で導き出し、手配できるところも面白さの一つです。
なぜ会社を立ち上げたのですか?
神:国際物流はとても複雑な業界です。先人たちが繋いだ物流のカタチを次世代に紡ぐためには、時代に合った新しい国際物流の仕組みが必要だと、現場での経験を基に感じました。スポットライトが当たらない物流事業者は人手不足 × 薄利多売の状態であり、1日の6割を見積書作成に費やして、8割が失注する構図が未だに存在しています。荷主企業もCovid-19を皮切りに物流費が2倍にも4倍にも膨れ上がり、頑張って削った調達コストも水の泡状態です。大型貨物の領域はまだ改善の余地があります。
Willboxは、国際物流をより最適に、よりスマートにするために立ち上がりました。物流事業者の目線からプロダクトを考えることで、新しい価値を提供できると信じています。今では多くの物流事業者様が賛同いただき、マーケットプレイスへ参画されています。Win-Win-Winの関係を創りあげ、必ず国際物流業界を変革するという強い志で日々事業に邁進しています。
これからの目標はありますか?
神:国際物流マーケットプレイス「Giho」を軸に物流業務の効率化に貢献したいと思っています。また国内だけでなく世界中に広めていくことで、物流が最適化される世界を作りたいと考えています。
最後に一言お願いします
神:「Made in Japanを再定義する」というVisionを掲げ、新しい国際物流を創るために日々奮闘していきます。
- めぇ〜ちゃん
-
物流ルートの最適化によってCO2排出量の削減にも繋がりますね!
それでは次回もお楽しみに!
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