- インタビュー
2022年04月14日
Web3アプリケーションの開発支援 - LasTrust
- LasTrust株式会社
高橋 翔太 - 取締役CTO
2022年3月17日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、書籍「スタートアップス」にて全国のVC/CVCから推薦されたESG領域のスタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
4社目はLasTrustです。Web3アプリケーションの開発支援ツールを提供するスタートアップです。今回は、LasTrust取締役CTOの高橋翔太氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 『Bunzz』はWeb3アプリケーションの開発支援ツールです。スマートコントラクトをノーコードで開発・デプロイできます!
取締役CTOの高橋氏に伺いました
何をしている会社ですか?
高橋:LasTrustはWeb3の要となるDApp(分散型アプリケーション)の開発を支援するツール「Bunzz」を提供しています。ブロックチェーンをベースとした新しいWebの潮流「Web3」はインターネット以来のビッグウェーブとも言われ、ここ最近大きな盛り上がりを見せています。代表的な用途である「NFT」という言葉をニュースで耳にしたことがある方も多いかと思います。しかしWeb3アプリケーションを作成するためには固有の技術を学ぶ必要があり、特に「スマートコントラクト」と呼ばれる技術はセキュリティリスクに繋がりやすいため学習コストが高く、正しく扱える技術者も限られています。
我々はエキスパートが作ったスマートコントラクトをモジュール化し、それをユーザーが組み合わせることで様々な機能を実現するプラットフォームを提供しています。これを使用すれば、例えば通常のwebアプリ開発者でも独自のNFTサービスを作成できるようになります。
DApp開発ツール『Bunzz』
なぜ会社を立ち上げたのですか?
高橋:2019年に行われた経済産業省主催のブロックチェーンハッカソンで、私と代表の圷がチームを組んだのがきっかけです。そこで意気投合しブロックチェーンのビジネスを始めることになりました。創業して2年ほどはブロックチェーン証明書サービス「CloudCerts」を展開していたのですが、教育機関や金融機関などスピード感よりも慎重な検討を重視される領域のお客様が多く、スタートアップのタイム感にはそぐわないと判断しピボットすることにしました。
CloudCertsは上場企業である株式会社サイバーリンクス様に事業売却し、我々にはできなかった長期的な視座からサービスを継続していただいております。そのCloudCertsでの経験から、次の事業ではブロックチェーン技術が当たり前となる後押しをしたい、そのためにはまずアプリケーションの絶対数を増やすことだろうと考えました。それがBunzzへとつながっています。
これからの目標はありますか?
高橋:Bunzzでは現在、我々が開発したスマートコントラクトのモジュールをユーザーに利用してもらっています。将来的には、ユーザー自身が開発したモジュールを公開し、それをお互いに利用しあうエコシステムを作っていきたいと考えています。狙い通りにエコシステムを構築できればDApp開発の敷居がぐっと下がり、カンブリア爆発のように多種多様なDAppが生まれ、Web3が当たり前の世の中になるでしょう。インターネットの黎明期に誰も今の世の中を想像できなかったように、今の我々には想像もできないようなワクワクする未来が訪れると信じています。
最後に一言お願いします
高橋:Web3の時代はもうそこまで来ています。Bunzzを使用すれば独自トークンやNFTサービスの開発が驚くほど簡単にできます。「技術がないから」と諦めていたアイデアも実現可能かもしれません。ぜひご検討ください。
- めぇ〜ちゃん
-
話題のWeb3に参入していきたいけれど開発技術が無いという皆さん、ご相談してみてください!
それでは次回もお楽しみに!
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