- インタビュー
2022年12月23日
イラスト付きの新感覚ゲーム小説サイト - TypeBeeGroup
- 株式会社TypeBeeGroup
遠藤 彰二 - 代表取締役
2022年12月16日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ9社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
2社目はTypeBeeGroupです。自社でWebサービスを企画から開発、制作、運営まで行うスタートアップです。今回は、TypeBeeGroup 代表取締役の遠藤 彰二氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 「TapNovel」はゲーム感覚でイラストつきの小説が読める・つくれるサービスです。
代表取締役の遠藤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
遠藤:ゲーム感覚でイラストつきの小説が読める・つくれるサービス「TapNovel」を運営しています。豊富なイラストによって本来テキストで読む小説をビジュアライズし、視覚でストーリーを楽しめるようにしました。さらにBGMや効果音、ボイスと言った聴覚で楽しむ機能や、絵が動くアニメーションエフェクトを取り入れて、アニメのように物語を楽しむことができます。
また、当社の制作プラットフォームと所有するイラストを一般開放し、絵が描けない人でもビジュアルストーリーを作って公開することができます。ビジネスモデルは、読者向けは広告、サブスクリクプション、ギフティングの3つ。作者向けには、サブスクリクプション、イラスト販売(予定)となります。今後はTapNovelで生まれた作品を活用して様々なメディアに展開していくことも想定しています。
ゲーム感覚でイラストつきの小説が読める・つくれる「TapNovel」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
遠藤:アニメや映画等の巨大なエンターテイメントビジネスでは、小説や漫画を原作にしたものが主流です。中でも制作コストの低い小説は原作IPの宝庫でしたが、スマホ時代においては、テキストだけの小説は読まれにくくなっており、ビジュアルのある漫画にその座を奪われています。
そこで、活躍の場を失いつつある小説の書き手たちにスポットをあて、絵が描けなくてもビジュアルストーリーをつくれるサービスを作ることで、次世代の原作プラットフォームとなることができるのではないかと思い、サービスを立ち上げました。
これからの目標はありますか?
遠藤:絵は描けないけど面白い物語を書ける作家、物語は書けないけど上手な絵を描けるイラストレーター、知名度はないけど演技力の高い声優など、才能のあるクリエイターがタッグを組んで自分たちの作品をつくり、とどけ、かせげるような世界を目指して参ります。
最後に一言お願いします
遠藤:作品はスタートアップと重なるところが多いです。毎日のように作品が多産多死を繰り返し、その上で改良されて良い作品が生まれます。そこには決して運だけでなく、確実なデータに基づいたロジックがあります。
私は経営者としてこのプラットフォームを育てていきますが、その中には大勢の作者が育っています。この可能性に少しでも共感いただけたのであれば、ぜひ一緒に取り組ませていただければ幸いです。
- めぇ〜ちゃん
-
小説をより魅力的にするサービスですね。TapNovelを通じて、より多くの人がクリエイターとして活動できるようになりそうです!
それでは次回もお楽しみに!
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