- インタビュー
2022年10月26日
ブロックチェーン×メタバースによる価値創造 - Suishow
- Suishow株式会社
片岡 夏輝 - 代表取締役CEO
2022年9月16日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
4社目はSuishowです。メタバースプラットフォーム「Zoa.space」を展開するスタートアップです。今回は、Suishow代表取締役CEOの片岡夏輝氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 『Zoa.space』とは、あらゆるNFTが使えるブロックチェーンメタバースです。誰でも自由に3D空間を作り、交流できるメタバースプラットフォームです。
代表取締役CEOの片岡氏に伺いました
何をしている会社ですか?
片岡:「ブロックチェーン×メタバースによる価値を創造する」をミッションに、メタバース・NFT事業を展開しています。
- Zoa.space
NFTが使えるメタバースプラットフォーム「Zoa.space」では、あらゆるNFTが使えるメタバースプラットフォームを目指しています。サービスへ登録すると誰でも自分の空間をもつことができ、自分の空間に自分の保有するNFTを展示できます。
メタバース空間にはアバターで入室することが可能で、アバターには自分の好きなNFTをTシャツにして着せ替えたり、3DのNFTを着用することもできます。現在α版ですが、国内のNFTプロジェクトを中心にパートナーシップやコラボを実施しメタバース空間の活用事例を作っている段階です。 - MetaMart
3Dアイテムに特化したNFTマーケットプレイスです。MetaMartで購入したアイテムをそのままZoa.spaceで使用することができます。
3Dアイテムに限定することで使いやすいUI・UXを実現しています。 - XR Studio
法人向けメタバース構築サービス。「一社に一つ、ホームページ感覚でメタバース」をテーマに国内法人のメタバース導入を支援しています。
URLから直接入れる(アプリ不要)、スマホ・PC・VRデバイス対応、独自ドメイン(企業さんのドメインを使用してメタバースのURLとしてわりあてる)などが特徴になっています。また、質の高い空間デザイン・モデリングも特徴となっています。 - NFT Support
NFT事業立ち上げ・運営のサポートを行なっています。開発やマーケティング支援など幅広く対応可能です。
メタバースプラットフォーム「Zoa.space」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
片岡:創業メンバーでVRデバイスを試し、メタバース(当時はVRと呼ばれていた)の可能性を感じたことが創業のきっかけです。VRChatをはじめとするVR SNSサービスを体験し、現実の世界とは違うVRの世界があることに衝撃を受けました。
いろいろなサービスを試す中でメタバース空間内でのファイルの複製というのが問題になってることに気づき、ブロックチェーン技術を活用することでファイル複製問題を解決できないかと思い、3D NFTマーケットプレイスの開発を決めました。
その後はマーケットプレイスだけではなく、購入したものが使える場所・プラットフォームを提供することでNFTを使う体験を生めると考え、独自メタバースの開発にも着手しました。
これからの目標はありますか?
片岡:現在はNFTユーザー向けのメタバースプラットフォーム(Zoa.space)と法人向けメタバース(XR Studio)と限られた分野でメタバースを提供していますが、将来的にはあらゆる人が使いやすいメタバースプラットフォームを目指しています。
またVRデバイスやネットワークスピードが進化することで、より多くの人がメタバースを体験する時代が確実にくると考えています。その際に多くの人に使ってもらえるようなプラットフォームとして展開していきたいです。
最後に一言お願いします
片岡:弊社はメタバースとNFTを組み合わせた事業を行う国内で数少ない会社だと認識しています。メタバース・NFT両分野とも、まだ確立したプラットフォームやサービスがあるわけではありません。このような状況において我々は、国内のさまざまな会社様とパートナーシップや連携をしながら事業を発展させていきたいと考えております。
メタバースやNFTを活用した取り組みを多くの会社さんと実施し、国内の市場全体を盛り上げていければと思っておりますので、少しでもご興味ありましたらご連絡いただければと思います。
- めぇ〜ちゃん
-
NFTを活用できることでメタバースの楽しみが広がっていきますね!
それでは次回もお楽しみに!
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