- インタビュー
2022年06月13日
メタマテリアルを活用した製品設計技術 - Nature Architects
- Nature Architects株式会社
大嶋 泰介 - 代表取締役社長
2022年5月19日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
3社目はNature Architectsです。メタマテリアルを活用した製品設計ソリューション「DFM Design Solutions」を提供するスタートアップです。今回は、Nature Architects 代表取締役社長の大嶋泰介氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 『DFM Design Solutions』とは、メタマテリアルと呼ばれる幾何構造の設計技術「DFM(Direct Functional Modeling)」をベースにした設計ソリューションです!
代表取締役社長の大嶋氏に伺いました
何をしている会社ですか?
大嶋:弊社はメタマテリアルを活用した設計支援を行い、製品や部材の設計効率化・高付加価値化を実現するソリューションを様々な製造業企業に提供しています。メタマテリアルと呼ばれる機能を生み出す幾何形状を活用した設計支援を行うことで従来設計の流用や改善だけではなく、根本的に新規の機能(例:効率的な振動伝達や熱伝達など)を組み込んだ新しい製品や部材の設計を支援します。
防振設計ソリューション「DFM PULSE」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
大嶋:メタマテリアルの研究は産業的に大きなポテンシャルがあるものの、事業化事例が極端に少ない研究分野だと感じています。アカデミアに閉じた研究発展することだけではなく、産業における課題や市場創出を中心に添えた短〜中期の研究開発が必要であると考え起業しました。
これからの目標はありますか?
大嶋:短期的には、メタマテリアルが組み込まれた部材や製品を量産すること、同時にメタマテリアル設計を製造業において当たり前にすることが目標です。長期的には、メタマテリアル設計によって人工物設計の方法論を革新し、その一部を汎用的なソフトウェアとしてパッケージして提供したいです。
最後に一言お願いします
大嶋:当社は世界の中でも最先端の機能を生み出す幾何構造(メタマテリアル)設計技術を持つスタートアップです。従来の製造方法を利用した上で設計を革新することで製品設計の効率化、製品の高付加価値化を実現します。
- めぇ〜ちゃん
-
DFMを活用することで、素材自身には無かった弾力性や固さなど特性を付加させることができ、部品を分けない製造が可能になるそうです!
それでは次回もお楽しみに!
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