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2024年01月26日

日本エンタメに学ぶグローバル戦略!井上氏×中馬氏の特別対談/KDDI ∞ Labo1月全体会レポ【後編】

松竹株式会社​
井上 貴弘
取締役常務執行役員 事業開発本部長
KDDI株式会社​
中馬 和彦​
事業創造本部 副本部長​

KDDI ∞ Laboでは毎月、オープンイノベーションに関わる∞Laboパートナーとスタートアップの共創をサポートする全体会を開催しています。新年最初の1月回ではパートナーとして参画している89社の大企業と、エンタメ領域のスタートアップ6社が事業連携や共創のきっかけを求めて、松竹の木挽町ホールに集まりました。後編では、松竹株式会社の井上氏とKDDI株式会社の中馬氏による、新春特別対談の内容をお届けします!

前編:https://mugenlabo-magazine.kddi.com/list/labo1/


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
銀座にある歌舞伎座タワーで開催されました。新春特別対談の内容をお届けします。

特別対談

今回の特別対談では、松竹の井上氏とKDDIの中馬氏に、「日本エンタメに学ぶグローバル戦略」を大テーマとし、「①エンタメ産業に学ぶグローバル戦略」と「②オンリーワンを生み出すエンタメ産業の組織やカルチャー」についてお話いただきましたので、その一部をお届けします。

①エンタメ産業に学ぶグローバル戦略
日本のエンターテインメント産業が、なぜ失われた30年を経験せずに、世界的に求められ続ける存在であるのかという中馬氏の問いに対して井上氏は、「その理由は日本のエンタメ産業の特殊性にあると考えている。比較して言うと、例えば、近年に多くの成功例を生み出している韓国のグローバルマーケットインのスタイルとは違い、日本はコンテンツファーストでオンリーワンを生み出す文化がある。原作者やクリエイターの“面白いものを届けたい“という思いを第一に尊重し、組織的に当たり外れを許容する文化があるからこそ、結果として世界規模のヒット作品を生み続けることができる」と語りました。

②オンリーワンを生み出すエンタメ産業の組織やカルチャー
世界から求められるエンタメを生み出す松竹の組織やカルチャーについてもお話いただきました。井上氏は、「そもそも全ての作品がヒットするわけではないが故に、『ポートフォリオを組む』という考え方を大切にしています。スタートアップ投資のために立ち上げたCVCの松竹ベンチャーズも同じく、スタートアップ投資に関しては『井上さんのチームに任せる』、と本社から裁量を与えられている。この点はKDDIさんと似ている所があると思います。」と語りました。それを受けて中馬氏からも、KDDI創業者稲盛氏のアメーバ経営や部門別採算の考え方、自律的な社内の組織カルチャーについて触れ、「すべての産業に対して万能解ではないが、0→1の新規事業に有効なことは組織やカルチャーではないか」と語りました。

また、今月の全体会へ参加して下さった川崎重工株式会社 企画本部イノベーション本部の原さんが、対談を聞きながらその場でグラフィックレコーディングしてくださったので共有します。


 川崎重工株式会社 企画本部イノベーション本部 原氏によるグラフィックレコーディング

ネットワーキング

スタートアップピッチ、特別対談終了後には、別会場にてネットワーキングが開催されました。登壇スタートアップ様と現地参加されたパートナー企業様、総勢約80名の皆様による交流が盛んに行われていました!


 ネットワーキング会場の様子

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
袴姿でご登壇されたお二人のお話を、パートナー企業やスタートアップの皆様が真剣に聞いている様子が見受けられ、大変盛り上がりのある対談となりました!

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