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2023年08月08日

スタートアップに会いたい!Vol.67- スカパーJSAT

スカパーJSAT株式会社
上田 徹
宇宙事業部門 新領域事業本部 新規事業開発部

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業80社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2023」からご確認いただけます。


千葉銀行&横浜銀行に続く第67回目はスカパーJSATです。スカパーJSATの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


上田氏に伺いました

何をしている会社ですか?

上田:当社は宇宙事業とメディア事業を両輪とするハイブリッドな強みを最大限に活かした事業を展開しています。

宇宙事業では、宇宙から海洋まであらゆる空間をビジネスフィールドとし、アジア最大規模の静止軌道衛星や低軌道衛星などのインフラを活用して事業を行っています。衛星通信サービスの提供のみならず、それらのインフラから得られる様々なデータを活用し、新しい宇宙ビジネスを創り出しています。

メディア事業では、有料多チャンネル放送「スカパー!」、動画配信サービス「SPOOX」に加え、インターネットや光回線を経由した視聴サービスの提供など多様な視聴ニーズにお応えしています。約290万件の顧客基盤をベースに、お客様の生活に密着したサービスを提案し、より豊かな時間をお届けしています。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

上田:当部は宇宙事業部門での新規事業開発を推進する為に2021年4月に新設され、スタートアップ企業・関連団体様と衛星データと地上センサーのハイブリッド型太陽光発電量予測や、衛星データを活用した太陽光発電所支援、金融情報サービス、宇宙関連事業様と連携した宇宙メディア事業等に取り組んで参りました。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

上田:宇宙事業部門では衛星通信サービスのみならず、様々なデータを活用した新しい宇宙ビジネスを創り出していきたいと考えております。その為に先端技術や新しいアイディアをお持ちのスタートアップ企業様と協業させて頂き、宇宙、空、地上、海から得られるビッグデータを活用した新しい情報サービスや、当社の太陽光発電量予測サービス「そらみえーる」を活用した再生可能エネルギー促進やカーボンニュートラルへ貢献する新規事業を創出していきたいと思います。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

上田:弊社がこれまで培った宇宙事業に関する技術・運用ノウハウや太陽光発電量予測に関する知見をスタートアップ企業様へご提供できるかと考えております。

最後に一言お願いします

上田:不安が「安心」にかわる社会へ、不便が「快適」にかわる生活へ、好きが「大好き」にかわる人生へ。社会・生活・人生にこれらの変化をもたらす宇宙・地球・社会・個々人の問題や課題を解決する糸口を見つけ、実証し、事業へとつなげて共に進めていきましょう!

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