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2021年07月20日

スタートアップに会いたい!Vol.25- TDK

TDK株式会社
坂口 秀治(写真右)
技術・知財本部 TDK MAKER DOJO 室長
TDK株式会社
池田 恒一郎(写真左)
電子部品ビジネスカンパニー 電子部品営業&マーケティンググループ

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業50社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2021」からご確認いただけます。


QUICKに続く第25回目はTDKです。TDKの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


坂口氏に伺いました

何をしている会社ですか?

坂口:TDKは電子部品の製造・販売を手掛けるグローバル企業です。1935年、東京工業大学が発明した磁性材料「フェライト」の事業化を目的として、当時用途も分からなかったフェライトの可能性を信じた“ベンチャー企業”として創業しました。

今日、TDKの製品群はコンデンサ、インダクタ、トランス、センサ、アクチュエータ、磁気ヘッド、マグネット、電源、電池などの多種多様な電子部品・電子デバイスに広がっています。

そしてIoTやAIなどを活用したデジタル・トランスフォーメーション(DX)と、再生可能エネルギーの拡大などによるエネルギー・トランスフォーメーション(EX)という歴史的変革に注目し、自動車、ICT(情報通信技術)、産業機器・エネルギーを重点分野として、社会のDXとEXの実現に貢献して参ります。

世界30以上の国や地域に200ヶ所以上の拠点を展開しており、そのうち日本以外の拠点に在籍している従業員は約90%にのぼり、多様性溢れる人材はTDKの大きな強みになっています。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

坂口:TDKはシナジー効果があるパートナー企業とコラボレーションを進めています。特別なInnovation Programは用意せず、二社間で取り組みやすい環境を共に作って参ります。

TDKの電子部品を使用した新たな事業を開拓したり、ユニークなサービスをTDKのグローバルチャネルをお使いいただき展開する取り組みをしています。
KDDI ∞ Laboに加入するキッカケは、事業化を検討したスタートアップのシーズの用途探しをしていたところ、KDDIさんからお声がけ頂き、パートナー連合から用途のアイデア出しを頂いたことから始まりました。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

坂口:残念ながら、現時点ではスタートアップ企業と一緒に伴走できる事業部門がありません。従来通り、ともにアイデア出しをしながら、事業共創のお話を継続します。

社内管理部門での課題としては、グローバル企業は国家間での数値や言語情報のやり取りを行いますが、各国が定める貿易管理や個人情報管理に関係する情報が含まれる場合、自動でポップを上げ、情報を停止する仕組みを探しています。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

坂口:TDKの技術・製品展示会場に招待し、デモとデバイスをご覧いただきながら、コラボテーマの検討を行います。さらには、ご興味あるデバイス・技術分野があれば、できる限りTDK側の技術者をアテンドし技術交流会を設定致します。

また、各種センサを搭載したセンサプラットフォームを提供いたします。新たなサービス開発に向け共同でブラッシュアップに取り組みさせて頂きます。

コラボルーム

センサプラットフォーム例

最後に一言お願いします

坂口:KDDI ∞ Laboには多様な業種の大手企業とクリエイティブな熱い人々が集っています。企業の垣根を超えた、本質的な価値創造ができる場と実感しています。

10年、20年後の世界を作るためには、現業とは違い失敗も重要な過程になると感じています。”Yes! And”の繰り返しで、ワクワクする世界を共に考えて行きましょう。

ちなみに・・・、トップ写真の机の上にあるキャラクターは、抵抗・ダイオード・フェライトイメージしています。黒いキャラの「フェライト君」は、社員が作ったものです。
また、池田は昨年までKDDI ∞ Laboに参加しておりましたが、今年度より営業グループに帰任しております。これを機に、さらに弊社内でのKDDI ∞ Laboとのネットワークを広げてまいります。

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