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2026年08月20日

日本発スタートアップの海外展開を支援「KDDI Beyond Borders Accelerator」開始 ~米国VC・事業会社ネットワーク活用、「初期の海外法人顧客」獲得・実績創出へ~

KDDIは2026年8月20日、日本発スタートアップの海外展開支援を目的に、スタートアップの海外現地での実績創出に特化したアクセラレータープログラム「KDDI Beyond(ビヨンド) Borders(ボーダーズ) Accelerator(アクセラレーター)」を開始します。


「KDDI Beyond Borders Accelerator」は、KDDIが提携する米国の有力VC(ベンチャーキャピタル)の知見や人脈と、KDDIグループが国内外に有する事業会社ネットワークを活用し、日本発スタートアップのグローバル市場への展開を支援します。スタートアップと事業会社のマッチングを支援し、米国における「初期の海外法人顧客」の獲得を後押しすることで海外での実績創出につなげ、日本発スタートアップエコシステムの発展に貢献していきます。


「KDDI Beyond Borders Accelerator」の第1期は、今回採択されたAIスタートアップ5社と米国カリフォルニア州サンフランシスコに1カ月間滞在し、実施します。現地では、Alumni VenturesCarbide VenturesInterlagos CapitalをはじめとするKDDI提携の米国の有力VCの伴走のもと、米国内での顧客開拓や事業機会の創出に取り組みます。


KDDIは、2011年から15年にわたりオープンイノベーションを推進し、スタートアップが選ぶイノベーティブ大企業ランキングで9年連続1位を獲得しています(注1)。これまで培ってきた知見とネットワークを活用し、日本のスタートアップエコシステムとグローバル市場の橋渡しを行うことで、日本発スタートアップの成長とともに次世代イノベーションの社会実装を加速させていきます。



背景

  • 日本には、大学や研究機関を中心に優れた技術シーズが豊富に存在していますが、グローバル市場での事業拡大に向けた支援体制の強化が期待されています。一方、米国では産学官や投資家が連携するエコシステムが高い実効性をもってスピーディーにイノベーションを創出しています。
  • KDDIは日本政府の「スタートアップ育成5か年計画」(注2)を踏まえ、2025年から「KDDI Open Innovation Fund V」の設立に加え、米国ベンチャーキャピタルと提携した日米スタートアップの支援に取り組んでおり、2026年4月にはAlumni Venturesと戦略的提携契約を締結(注3)、2026年7月には日本発の次世代AIサービスの創出を目指し、Google AI Futures Fund協調投資プログラムを開始しました(注4)。
  • グローバル市場を目指す国内スタートアップは増加していますが、現地における「初期の海外法人顧客」の獲得や、海外投資家からの資金調達に課題を抱えるケースは少なくありません。KDDIは、特に米国の投資家から資金調達を行うためには、現地での確かなビジネス実績が重要であると認識しています。

「KDDI Beyond Borders Accelerator」について

  1. プログラム内容
  2. ・KDDIの事業会社ネットワークによる現地顧客の開拓支援
    ・米国VCによるメンタリング
    ・米国VCや現地事業会社とのネットワーキング機会の提供
    ・現地でのオフィススペースの提供

  3. 特徴
  4. (1)事業会社ネットワークによる顧客獲得支援
    国内最大級の事業共創プラットフォーム「KDDI ∞ Labo」の100社以上のパートナー企業の米国現地法人や、KDDI Americaをはじめとする米国グループ会社の顧客ネットワークを活用し、スタートアップと事業会社のマッチングを支援します。「初期の海外法人顧客」の獲得を後押しし、実績創出につなげます。

    (2)米国トップVCによるメンタリング・資金調達支援
    KDDIが連携する米国の有力VC(Alumni Ventures、Carbide Ventures、Interlagos Capitalなど)の投資担当者が、メンターとして直接アドバイスします。現地投資家の視点を取り入れながら、ビジネスプランの改善やピッチのブラッシュアップを支援し、米国での資金調達を後押しします。

詳細は「KDDI Beyond Borders Accelerator」専用サイトをご覧ください。

第1期「KDDI Beyond Borders Accelerator」について

  1. 参加スタートアップ
  2. 第1期は、海外での事業発展を目指すAIスタートアップとして以下の企業が参画します。

    AironWorks AI駆動型のセキュリティプラットフォームを提供
    Findy エンジニア組織の生産性向上SaaS、AIトークン・コストの最適化ツールを提供
    LR AI成果物を安全に共有・統制するツールおよびマニュアル・プレゼン資料作成支援
    ツールを提供
    MODE 建設・製造・物流などの現場データを統合・活用するプラットフォームを提供
    Outerport 製造・プラント領域の企業向けに、図面を活用して制御・電気・計装・プロセス設計を支援するAIを提供

  3. 連携VC(一例)
  4. Alumni Ventures 世界で最もアクティブに投資活動をしているVCの1つ。2.5万人以上の適格投資家から16億米ドル超を集め、1,800社以上の多様なセクターの企業へ投資
    Carbide Ventures 事業経験が豊富なスタートアップの創業者、経営者を中心に、シリコンバレーと東京の2拠点に設立したクロスボーダーVC
    Interlagos Capital SpaceXビジネス部門のSVPを務めたTom Ochinero氏などによって、設立されたテクノロジーVC。ロボティクスや宇宙をはじめとする、ハードテック分野に強みを持つ


    第1期の様子は、オープンイノベーションメディア「MUGENLABO Magazine」で順次紹介していきます。

    「KDDI Beyond Borders Accelerator」の開始にあたり、KDDI株式会社 オープンイノベーション推進本部 副本部長 舘林 俊平は以下の通り述べています。

    「日本のスタートアップが“ユニコーン”の壁を越えられない最大の理由は、グローバル市場、特に北米での初期顧客獲得の遅れにあると考えています。優れた技術を持っていても、現地の商習慣の壁に阻まれ、資金が尽きるケースをこれまで何度も見てきました。そこでKDDIは、資金提供やメンタリングにとどまらない、“初期の顧客獲得”に特化したアクセラレーターを創設しました。
    本プログラムを通じて、日本の有望なスタートアップが世界で戦える企業へと成長するための、確かな足がかりを構築できるよう支援していきます。」

    (参考)KDDIのオープンイノベーションの取り組み

    KDDIは、有望なベンチャー企業への戦略的出資を行うコーポレートベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund」、およびスタートアップと100社以上の事業会社の共創を加速させるプラットフォーム「KDDI ∞ Labo」の両軸で、オープンイノベーションを推進しています。両軸を連携させることで、新たな事業価値の創造と、未来を担うスタートアップの成長を加速させていきます。

    KDDIは2025年4月に発表したスタートアップエコシステム活性化に向けた300億円規模の投資を背景に、次の成長の柱となる新規事業の探索を進めています。2026年7月には日本発の次世代AIサービスの創出を目指し、「AIスタートアップ支援プログラム by KDDI & Google AI Futures Fund」を開始しました(注4)。国外の有力企業や海外VCと連携し、日本市場における海外スタートアップの進出および日本発スタートアップの海外展開の両面に注力しています。

    (注1)2026年6月30日 ニュースリリース
    有望スタートアップが選ぶ「イノベーティブ大企業ランキング」で9年連続1位を受賞
    (注2) 日本にてスタートアップを生み育てる第二の創業ブームを創出することを目的に政府が2022年に決定した、人材・ネットワークの構築、資金供給の強化、オープンイノベーションの推進を三つの柱とする国家戦略。
    (注3) 2026年4月27日 ニュースリリース
    日米スタートアップのグローバル事業展開を加速
    ~米国ベンチャーキャピタル「Alumni Ventures」と戦略的提携~

    (注4) 2026年7月28日 ニュースリリース
    KDDIと Google AI Futures Fund、国内スタートアップ向けの協調支援プログラムを開始~次世代のAIサービス創出を強力に支援~

    以 上

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