- インタビュー
2024年02月20日
トレーラーハウスで自然共生型の宿泊施設を実現 - BLANC
- 株式会社BLANC
山中 拓也 - 代表取締役社長CEO
2024年2月16日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
1社目はBLANCです。移動型スマートホテル「Movilla」やエネルギー循環型ホテル「Circulla」を提供するスタートアップです。今回は、BLANC社の代表取締役 山中拓也氏にお話を伺いました。
- めぇ〜ちゃん
- これまでは宿泊することが難しかった大自然の中でも、安心して快適に宿泊することができる自然共生型ホテルを展開しています。
代表取締役社長CEOの山中氏に伺いました
何をしている会社ですか?
山中:自社開発したトレーラーハウスを活用して、美しい自然の中で快適に過ごすことができる自然共生型ホテルを作っています。国土の約15%を占める自然公園、国立公園をはじめとして、日本には建築規制により活用されていない自然が数多く存在しています。日本の貴重な観光資源である自然を守りながら活用することで、今まで泊まれなかった自然の中に泊まる体験を提供しています。
BLANC HOTEL_BLANC FUJI
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
山中:きっかけは宮古島でのある土地との出会いでした。2017年にはじめて訪れた宮古島は新空港の開設やインバウンドの機運で島中が開発ラッシュのまさにバブル状態でした。島の一等地と呼ばれるオーシャンビューの土地が開発され、島中が工事中のような状態でした。そんな中ある土地を紹介されました。そこは観光地からは少し距離があるものの、半径2キロに民家すらないような、ありのままの自然が残る土地でした。そこでキャンプをすることになり、人生で一番美しい満天の星を見たとき、「美しい自然と共生しながら快適に過ごせる場所を作る」と決めました。その土地が今、当社が運営しているRuGu Glamping Resortという一号ホテルで、BLANC誕生のきっかけになりました。
これからの目標はありますか?
山中:まずは5年間で15施設のBLANC HOTELを作ります。今は点在しているBLANC拠点を面で繋いで、日本を代表するエコツーリズムの観光拠点としてブランディングをしていきたいと考えています。またその過程でプロダクトも進化させ、より深く自然の中に入っていき、より小さく自然への負荷も抑えていきたいです。
最後に一言お願いします
山中:私達は建築を移動させることで、環境、店舗経営、土地活用にイノベーションを起こしていきます。まだまだ事例が少ない事業ですが、ガンガン切り開いていきますので、ぜひコラボレーションの機会を頂けますと幸いです。
- めぇ〜ちゃん
- インバウンドの増加で、現在のホテル市場は4.9兆円前後と言われています。トレーラーハウス活用して客室にサウナを設けたホテル運営をされているBLANC社に注目です!それでは次回もお楽しみに!
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