- インタビュー
2024年01月12日
卵子凍結保管・クリニック向けコンサル事業を展開! - グレイスグループ
- 株式会社グレイスグループ
勝見祐幸 - 代表取締役CEO
2023年12月14日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ8社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
5社目はグレイスグループです。卵子凍結保管事業・クリニック向けコンサルティング事業等を展開するスタートアップです。今回は、グレイスグループの代表取締役CEO 勝見祐幸氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 全国40の厳選クリニックと提携、高い安全性と利便性を誇る卵子凍結保管サービス「Grace Bank」を運営しています。また、福利厚生制度として企業への提案を行っています。
代表取締役CEOの勝見氏に伺いました
何をしている会社ですか?
勝見:グレイスグループは、「子供を持ちたいと願う一人でも多くの女性の夢がかなう未来の創出」をミッションに掲げ、女性の医学的機能(月経・妊娠・出産など)にまつわる様々な負担やリスクを軽減するための最先端の総合医療サービスの提供を目指しています。
クリニックロビー
なぜ会社を立ち上げたのですか?
勝見:日本の少子高齢化はもはや不可逆の勢いで進み、財務省の推計では、2025年には65歳以上の方ひとりを20歳から64歳の方1.8人が支える構図となっており、膨張する一方の医療費の削減と共に、少子化対策は待ったなしの状況にあると言えます。
一方、世界経済フォーラムによる「世界ジェンダー・ギャップ報告書2023」によれば、日本の総合スコアは対象146カ国中125位、G7内ではもちろん、中国、韓国と比べても低い評価となっています。指標の妥当性の議論はさておき、女性の社会進出に大きな課題が残っています。この背景にある女性の予防医療が圧倒的に遅れている現状を変革すべく起業しました。
これからの目標はありますか?
勝見:人生100年時代を迎えた令和の時代、女性が自らの意思で自分のライフプランを選び取ることで、よりストレスなくできる環境整備に全力で取り組んでいます。まずは、不妊治療領域の中でも、日本の少子高齢化問題の緩和に大きな可能性を持ちながら、現状では国内での普及に弾みがついていない卵子凍結事業を推進します。
また、不妊治療の最前線で奮闘しているドクター、関連するテクノロジーや知見を保有する企業、女性の社会進出や働きやすさの推進・幸福度の向上に強い問題意識を持った経営者の方々と連携し、誰もが使いやすい女性の予防医療の社会的インフラの実現に寄与していきます。
最後に一言お願いします
勝見:女性の予防医療は、社員のための福利厚生であるだけでなく、企業にとって極めて費用対効果の高い人的資本投資です。ぜひみなさんと女性の予防医療の変革を通じて、日本の未来を変えていきたいと思っています。
- めぇ〜ちゃん
- 国内の出生率が低下し少子化が進む中、卵子凍結保管事業サービスを通じて女性の予防医療の社会的インフラの実現を目指すグレイスグループに注目です!それでは次回もお楽しみに!