COOの山田真由美氏に伺いました

何をしている会社ですか？

山田：「Making experience better for everyone.」をミッションに掲げ、宿泊業を中心により良いオフライン体験を提供する Experience System『aipass』を提供しています。宿泊業のDXを通じて、業務効率化と顧客体験向上を実現し、宿泊事業者が事業継続できる環境をご支援しています。

今後は宿泊業のDXで蓄積したデータを利活用し、スマートトラベルの領域まで事業を拡張させることで、旅行の新しいバリューチェーンを構築していきます。

なぜ会社を立ち上げたのですか？

山田：観光立国を目指す日本。アフターコロナ期に移行し、旅行需要も国内外ともに回復してきました。その一方、旅行の受け入れ先である宿泊業は、労働生産性が低く、人手不足も深刻化しています。この課題を解決するために、宿泊業に特化したExperience System 『aipass for hotels』を提供しています。

『aipass for hotels』は、ホテル経営に必要な「接客」「運用」「集客」をまとめてDXできるシステムです。施設のニーズに合わせてプラグイン機能を組み合わるだけで、誰でも簡単に最適なシステムを構築することができます。

機能としては、全部で28種類ほどあります。例えば、接客支援では、スマートチェックインやオンライン決済を提供しています。運用支援では、予約・客室・売上の管理や、セルフチェックイン、スマートキー連携などを提供し、集客支援では、LINE連携やリピート管理などの機能を提供しています。

これからの目標はありますか？

山田：aipassでは、スマートチェックインで顧客データを蓄積し、運用支援で基幹システムまで提供することで、顧客に紐づく行動データや売上データを取得しています。今後はこれらデータを利活用したスマートトラベルを実現していきます。

旅行は、宿泊だけでなく、移動、買い物、アクティビティ、レストランなどオフライン体験の集合体です。aipassでは、様々な体験をスマホひとつでシームレスに繋ぎ、快適に過ごしていただけるようにオフライン体験のDXを推進していきます。

最後に一言お願いします

山田：宿泊業のDXで、旅行体験は大きく変わっていくと確信しています。変革期にある今、ぜひ皆様と協業し、新しい体験を構築していきたいです！
・自治体様やDMO様と連携し、宿泊施設から周辺施設・イベントへ旅行者を送客する地域観光DX
・交通機関、宿泊、地域観光までをスマホひとつでシームレスに繋ぐ観光型MaaS
・不動産の空間利活用の多様化に向けた、オフライン体験全体のDX
など、様々な取り組みが動き始めています。ご興味のある事業者様は是非ご連絡ください！