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2022年08月16日

データから精神疾患を予防するメンタルヘルスサービス - WorldTryout

株式会社WorldTryout
加治佐 平
代表取締役CEO

2022年6月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

5社目はWorldTryoutです。メンタルヘルス管理サービス「Sympafit」を運営するスタートアップです。今回は、WorldTryout代表取締役CEOの加治佐 平氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
「Sympafit」とは、血糖値でメンタルを可視化し改善アドバイスを受けることで、自律神経バランスの乱れを予防しメンタルヘルスを管理するサービスです!

代表取締役CEOの加治佐 平氏に伺いました

何をしている会社ですか?

加治佐:アスリートをデータサイエンスで支援する会社です。アスリートの心・技・体、とくに「心」の部分で、メンタルを可視化し改善を行っております。緊張や興奮によって本番で100%の実力が出せない、精神的なプレッシャーの蓄積によって精神疾患になるといった問題に対して、これまで蓄積したトップアスリートのバイタルデータからメンタルコンディションの予測を行い、それに対応した個々の改善策を提案します。将来的には、過度の緊張や興奮を日常的に経験するトップアスリートのデータを、一般人の精神疾患予防や日々のメンタルヘルスの管理ツールとして拡げていきます。


メンタルヘルス管理サービス「Sympafit」

なぜ会社を立ち上げたのですか?

加治佐:私自身が大学までプロを目指す野球選手と戦ってきた中で、本番で能力を出しきれずプロになれない人や、能力があっても怪我でクビになる選手を見てきました。一方で研究者として、糖尿病を主とする生活習慣病予防に関するバイオセンサの研究開発を行ってきました。両方のバックグラウンドを結びつけ、アスリートの身体的・精神的傷病を予防するため、異常・異変を早く察知し、選手が怪我なく次のステップへと駆け登れるような世界をつくりたくWorldTryoutを立ち上げました。

これからの目標はありますか?

加治佐:現在は自立神経バランスの異常を早期に発見すべく、トップアスリートのメンタルを可視化しデータを蓄積しております。トップアスリートは勝負だけではなく、メディア、大観衆、SNSなどのプレッシャーを日常的に経験しており、極度の興奮や緊張のデータを基にメンタル分析・予測する事ができます。そのデータを一般人に適用し、在宅および遠隔地で働く人びとの精神疾患を予防していきたいと思っております。

最後に一言お願いします

加治佐:弊社の「血糖値からメンタルを読む」技術は、世界初めての試みと思っております。一部ヨーロッパのスポーツ界において、血糖値でエネルギーの収支を見ながらパフォーマンスするビジネスが始まってきており、2,3年後には広く普及すると思います。その中で同じデバイスを用いてメンタルまで読める技術を、スピード感を持って世界に先んじていきたいと思っております。ぜひご支援のほどよろしくおねがいします!

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
世界のアスリートの精神疾患による経済損失額は9,000憶円とされ、メンタルヘルスの管理の重要さがわかります。

それでは次回もお楽しみに!

WorldTryout
https://worldtryout.com/
スポーツオーディション事業及びスポーツデータサイエンス事業を展開

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