- インタビュー
2022年09月08日
AI開発支援プラットフォーム - APTO
- 株式会社APTO
高品 良 - 代表取締役CEO
2022年8月19日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
3社目はAPTOです。AI開発支援プラットフォーム「harBest(ハーベスト)」を運営するスタートアップです。今回は、APTO代表取締役CEOの高品 良氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 『harBest』とは、AI開発に必要なデータ収集・作成がワンストップでできるプラットフォームです!
代表取締役CEOの高品氏に伺いました
何をしている会社ですか?
高品:AI開発に必要なデータ収集・作成がワンストップでできるプラットフォーム『harBest for Data』を運営しています。社会背景として人口減少に伴い、労働力をAIに代替する必要性が増加しています。加えて、AI開発に着手している企業においては、精度の問題から実用化に至っていないケースが少なくありません。こうした課題を解決するべく、BtoBtoCのデータ収集・作成プラットフォームを開発いたしました。
データ作成のプロフェッショナルだけではなく、一般のユーザーにアノテーションタスクを広く解放することで時間・コスト面を大幅に削減しています。また、ユーザにランクを設定することで丁寧な作業を促し、品質担保の観点からも安心して企業にお使いいただいています。
AI開発支援プラットフォーム「harBest」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
高品:APTO創業前、私はアノテーションサービスではなく、自動炎上検知サービスというものを開発していました。しかしながらAI精度が一向に上がらなかったため、そのサービスは途中でピボットすることになってしまいました。精度が上がらない最も大きな原因は、大量かつ高品質なデータの圧倒的な不足で、そのデータを集めるには膨大な時間と費用がかかるという課題がありました。
そこから「大量の高品質データを安価で集められるサービスが必要なのでは」という思いが芽生え、アノテーション作業をクラウドワーカーに実施してもらえるプラットフォームを構想するに至り、日本初のアノテーション専用ポイ活アプリ「harBest」の開発をはじめました。現在では多くの企業様に、データ収集・作成でご活用いただいております。
これからの目標はありますか?
高品:弊社はタイムシェアエコノミーという概念を基に、生活者の皆様の余暇時間を有効に使えるツール開発をこれからも行って参ります。AI開発やデータマーケティングのためのデータ収集・作成に役立つ「harBest for Data」はその一つです。
今現在、リモートワークの普及に伴って、働き方や時間の使い方が多様化していく過渡期にあると考えています。そんな中で、データ収集・作成に留まらず、できるだけ多くの皆さんのライフスタイルにフィットするようなツールの開発に取り組み続け、クラウドワーカーの皆様と組織や企業の皆様にお役立てできるよう事業に邁進して行きたいと考えております。
最後に一言お願いします
高品:AI開発にかかわるリソースの70~80%はデータ収集・作成にかかわるものです。そして、ほぼ全てのAI開発に携わる部署・メンバーが、自身で開発しているAIの精度向上に頭を悩ませています。「harBest」はそうした課題を解決したい、という想いから誕生いたしました。全国のクラウドワーカーの皆様の力を借りることで、開発にかかわるリソース、悩みを大幅に削減することが可能になります。
ご担当の皆様だけではなく、是非、御社の関連部署の皆様、特にAI開発関連部署の皆様に、ご紹介いただけたらと思っております。また、株式会社APTOでは、こうした余暇時間を有効活用するツール開発に積極的に取り組んでおりますので、新規事業開発にかかわる皆様、是非一緒にタイムシェアエコノミーツールの開発に取り組みましょう!
- めぇ〜ちゃん
-
AIを使ったサービスが増えていく中、これまで以上にデータ収集が重要になりますね!
それでは次回もお楽しみに!
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