- インタビュー
2021年03月16日
ARを日常にするために-日本Nreal
- 日本Nreal
Joshua Yeo - 副社長
2021年2月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会(完全オンライン実施)において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
4社目は日本Nrealです。未だ発展途上であるAR領域を、その革新的な技術により急速に進化させているスタートアップです。今回は日本Nreal副社長のJoshua Yeo氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
- 本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
- めぇ〜ちゃん
- ARとはAugmented Realityの略で、その名の通り「現実を拡張させる」ことが一番の特徴です。つまりARグラスとは、レンズ部分に情報を映し出すだけでなく、その情報をまるで現実であるかのように私たちに提供してくれる眼鏡型デバイスなのです!
Nreal Light
副社長のJoshua Yeo氏に伺いました
何をしている会社ですか?
Joshua Yeo:ARグラスの開発および販売とサービスを担当する企業です。それとともに開発者たちによるソフト開発技術の支援、ARコンテンツのプラットフォーム化を試みています。
Nrealは単なるARグラスハードウェアの販売に留まらず、AR技術を先導するプラットフォーム企業としてハードウェア設計の標準を提示し、それに沿ったアプリケーション開発支援を行い、あらかじめAR技術のハードウェアとソフトウェアプラットフォームを構築しています。
なぜ会社を立ち上げたのですか?
Joshua Yeo:PC時代からモバイル時代に移行しながら数多くの変化が生じており、今はモバイル時代からAR時代へと移行する始まりにあります。
未来を想像する映画ではARが日常化した世界が描かれています。私たちが想像する近い未来は仮想の世界と現実の世界が混ざり合う世界へと発展するであろうし、その中心としてARグラスがモバイルに代わるデバイスになると予測しています。
弊社の名前Nrealにもあるように、弊社は仮想世界Unreal、現実の世界Realの中間であるAR(拡張現実)の技術で世界を変化させようとしています。
これからの目標はありますか?
Joshua Yeo:より多くの人々が新たなARグラスを経験することでAR(拡張現実)への変化を加速させようとしています。まずはデバイスの普及に力を入れ、より多くの使用用途の発掘と多くの良質なアプリケーションが開発されるよう技術支援をしてAR生態系を作ることが大きな目標です。
最後に一言お願いします
Joshua Yeo:日本のより多くの皆様に、ARグラスを通じて新しい経験をしてもらいたいです。またソフトウェア開発に関しましては、弊社では積極的な技術支援を行い数多くの良質なアプリケーション開発を行ってまいります。AR/VRのアプリケーションおよびコンテンツ開発を行う開発者および企業との協力を期待し、いつでも連絡をいただければ積極的に対応いたします。
その後共同で開発したスマートグラス『Nreal Light』は、手持ちのスマートフォンに接続することでブラウザや様々な動画アプリをAR空間内で大画面で表示出来ます。
また、専用アプリの「Nebula」を使うとAR空間内にAndroidアプリを最大3つ表示でき、例えばYouTubeの動画を開きつつTwitterやLINEを操作することが出来るのです。
まるでSF映画で見るような日常が、すぐそこまで迫ってきています。
それでは次回もお楽しみに!
https://www.nreal.ai/
日本国内におけるAR技術の普及を目指しNreal Ltd.が設立した日本法人。
今後は様々な企業と協力しながらARグラスを活用した実証実験等を推進し、リアルとデジタルの融合した新しい体験の創出を図る。
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