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2021年03月19日

情報へ“直接”触れる次世代技術 - パロニム

パロニム
井上 卓郎
COO

2021年2月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会(完全オンライン実施)において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

5社目はパロニムです。“触れるだけ”で情報にアクセス出来る次世代型インタラクティブ動画技術『TIG』を開発・提供しているスタートアップです。今回はパロニムCOOの井上卓郎氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
『TIG』とは、映像内に存在する様々な知りたいモノ・コトに直接タッチするだけで、より詳細な情報への誘導・情報のストックができるパロニム株式会社が独自開発した次世代型インタラクティブ動画技術です。

COOの井上氏に伺いました

何をしている会社ですか?

井上:パロニム株式会社は「これまでにない“五感と直感”をつなぐ技術・サービスを提供し、誰もが平等に便利に楽しめる未来を創造します」をミッションに、映像内に出てくる様々な情報<モノ・ヒト・コト・音・場所>などを、画面上からタップ(click)するだけで得ることができる動画拡張技術「TIG」(ティグ)を開発、提供しています。

誰もがITリテラシーや言語に依存することなく動画に直感的に触るだけで情報を取得できるため、日本国内のみならず海外5か国も含め3,000を超えるTIGコンテンツを展開しております。

TIG使用イメージ

なぜ会社を立ち上げたのですか?

井上:弊社の代表の原体験として、学生時代に海外留学をしコンテンツに触れたときの情報格差を体験しました。その体験をもとに、言語の変換を要せず直感的に情報を取得できるサービスを作りたいと考えるようになりました。

その後日本に帰国し、通信キャリアで映像伝送技術の仕事に携わりながら動画の持つ「豊富な情報量」や「視聴者の心を動かす力」に魅力を感じつつ、映像をスマートフォンで視聴する時代が来ることを確信しました。自己の原体験と通信会社時代の経験をもとに、言語の壁を解消し“タップ”のみで動画から簡単に情報を取得するTIGの原型となるアイデアを考え出しました。その後独立し2016年にパロニム株式会社を設立、2018年にTIGをリリースしました。

これからの目標はありますか?

井上:現在はECや音楽、観光などのプロモーションを主旨とする動画にて「TIG」をご利用いただく事例が多いですが、教育やシニアマーケット、業務マニュアルなどの質の向上や効率化を目的とした事例も増やし、あらゆるマーケットでのDXを推進していきたいと考えています。

今はまだ「え、動画に触れるの?すごい!」と言われる状況ですが、「え?触れない動画なんてあるの?」と言われるくらい、動画に直感的に触れみんなが平等に情報を取得する世界を作りたいと考えています。

最後に一言お願いします

井上:現代のユーザーはいわゆる広告やステマに敏感になっているため、いかにユーザー自身が行動を起こしたくなるコンテンツを発信していくかが重要です。WEBやSNS上ではただ視聴するだけの動画コンテンツが散見されますが、TIGを活用して能動的なアクションを促す視聴者参加型のTIGコンテンツにアップデートしていきましょう!

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
私たちは普段モノ・コトに関する欲しい情報を得る際に、複数の操作や言語化を求められます。しかし『TIG』を利用することでそういった「動画→検索」というプロセスを取り払い、直感的に情報へアクセスすることが可能となるのです。人間の五感にダイレクトに訴えかけるこのサービスは、数年後の当たり前になっているかもしれません。

それでは次回もお楽しみに!

パロニム株式会社
https://www.paronym.jp/

「動画→検索」という面倒なプロセスを解消することで、検索リテラシーや言語依存による言葉の壁をも越え、誰でも平等にそして直感的に「情報⇔動画」を行き来できる未来の実現を目指す。

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