- インタビュー
2026年01月26日
最先端技術で転倒リスクを見える化 - UNTRACKED

- UNTRACKED株式会社
島 圭介 - CoFounder &CEO
2026年1月21日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行った。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にご紹介!
1社目はUNTRACKED。ヒトのメカニズムモデルと確率的AI技術による人間支援システムを提供するスタートアップ。今回は、UNTRACKED CoFounder &CEOの島 圭介氏にお話を伺った。
めぇ〜ちゃん- StA2BLEとは、転倒災害を抑止することを目的に、立位機能を定量化して転倒リスクを評価するシステムです。 B2B向けには、理学療法士の知識をAI化した最適な改善トレーニングと組み合わせた転倒予防パッケージを、1人あたり月額3,000円で提供します。 B2C向けには、転倒しにくい身体づくりを目的としたStA2BLE対応テレビゲームタイトルを提供します(費用未定)。
CoFounder &CEOの島氏に伺いました
何をしている会社ですか?
島 :UNTRACKED株式会社は、横浜国立大学発ベンチャーとして、大学の研究成果を社会実装し、社会課題の解決に取り組む企業です。
当社は、人体情報をセンシングし、数理解析および人工知能技術を活用して人の心身状態を解明するとともに、弱くなった機能を専門家の知識をAI化したサービスとして提供することで、心身状態の改善を目指しています。
これにより、QOLの向上およびウェルビーイングの実現をミッションとしています。
主な製品・技術には、転倒予防システム「StA2BLE」と、感情可視化技術「EmO2ViS」ライブラリがあります。
- StA2BLE(転倒災害抑止システム):
B2Bのビジネスモデル:
計測のみの場合
装置購入費用:40万円
計測ごとの利用料:150円〜400円
転倒リスク低減パッケージ
対象従業員1人あたり:月額3,000円のサブスクリプション契約B2Cのビジネスモデル:
重心動揺計測機能付き体組成計を保有する家庭向けに、
テレビゲームタイトルの買い切り
クラウド型サブスクリプション
の2形態で提供予定です(価格未定) - EmO2ViS(感情可視化技術)
EmO2ViSは、人体のバイタル信号(EMG、ECG)をセンシングし、AIで生成したモデルを用いてリアルタイムに感情を推定・可視化する技術です。本技術はNHKでも紹介されました。
現在はAPI経由でライブラリとして提供しており、ライセンス費用:月額20万円
対応OS:Windows / iOS / Android
となっています。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
島 :科学技術の研究成果は、事業化により産業の発展と国民生活向上並びに安全安心社会を築くための原動力となります。また、事業化による経済活動で得られた利益は、次の新しい科学技術の研究の原動力となると、私たちは考えています。UNTRACKED株式会社は、この考え方に基づいて設立した会社です。当社の技術の母体となる島研究室の研究ドメインは「ヒトメカニズム×知能ロボットでヒトを支援する」であります。数多くの社会課題を解決できる研究シーズがある中で、日本の超高齢化社会における喫緊の課題である転倒によるQOLおよび社会活力の低下に着目しました。
世界で初めて感覚機能を含めた転倒リスクを可視化する技術を基に、最初の製品としてStA2BLEを開発・事業化しました。
これからの目標はありますか?
島 :UNTRACKED株式会社の今後の目標は、大学発の研究成果を社会実装し、転倒予防をはじめとする人の心身機能に関わる社会課題を継続的に解決していくことです。StA2BLEを通じて、労働現場や家庭における転倒リスクを「見える化」し、科学的根拠に基づいた予防を当たり前のものにすることを目指しています。これにより、事故や要介護状態の発生を未然に防ぎ、高齢者から働く世代まで誰もが安心して活動できる社会、QOLとウェルビーイングが自然に向上する未来が想像できます。
最後に一言お願いします
島 :UNTRACKEDは、研究成果を社会実装し、人の安全とQOLを高める未来を共に創るパートナーを求めています。技術・現場・事業の知見を掛け合わせ、新しい価値を社会に届けていきましょう。そのためのご支援をお願いします。
KDDI 瀬戸谷- ★推しコメント★
現場での安全性向上やQOL改善といったリアルな課題に対し、理論と実用を結びつける姿勢は、単なる技術志向を超えた社会実装型スタートアップとしての魅力を放っています。研究成果を暮らしの価値へと昇華するひたむきなその挑戦は、ヘルスケア・安全領域でのインパクトを予感させるものになりそうです。
それでは次回の記事もお楽しみに♪

関連リンク
関連記事
インタビューの記事
-
KOIF Go Global Session 海外市場に挑むための、マインドセットとEXIT戦略
2026年01月21日
-
"人とロボットが共に成長する世界"を目指して - リビングロボット
2026年01月16日

