- インタビュー
2024年04月01日
生産性追求型リモートワークツールとは一線を画す、クリエイティブ思考を育む仮想空間「MEs」 - O
- O株式会社
a春 - 代表取締役CEO
2024年3月15日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
5社目はOです。「データの中を散歩する」様に、メタバース上でクリエイター同士がアイディアを出し合い共創する空間「MEs」を開発するスタートアップです。今回は、Oの代表取締役CEO a春氏にお話を伺いました。
- めぇ〜ちゃん
- MEsは、クリエイターのためのデジタルヘッドクオータープラットフォームです。
代表取締役CEOのa春氏に伺いました
何をしている会社ですか?
a春:MEsは、3D仮想環境を利用したクリエイティブなコラボレーションプラットフォームです。クリエイターやチームがアイデアを視覚的に共有し、プロジェクトを発展させることができます。サブスクリプションモデルによる収益と、クリエイティブなコンテンツのマーケットプレイスからの取引手数料によるビジネスです。加えて特定組織やPJのためのオリジナルデジタル空間の構築ビジネスを行なっております。
「MEs」イメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
a春:AI時代において、人間が生み出す価値の再定義が進んでいます。その中で、学歴や家庭環境に依存せず、「機械には難しいが、人間が真価を発揮できるクリエイティブシンキングを実現したい」と思いました。そこで、アクセスが容易なソフトウェアを通して、社会全体の生産性及び個人の幸福度を高めたいと考えました。
これからの目標はありますか?
a春:コンピューター内で人間のクリエイティブな活動を促進する未来を築くことに挑戦しています。美大の環境をデジタルの世界へと広げ、MEsを通じて、誰もが日常的に美大のような創造性と共感力を養えるインターフェースを目指しています。この新たな試みは、コンピューターと人との関係性に新たな切り口をもたらし、物理空間を超えた社会と美大の融合を促します。日本やアメリカをはじめ、Day1から多様性の中で生まれた独自の価値観を持つスタートアップとして、クリエイティブ文化の構築を目指しています。
最後に一言お願いします
a春:私たちは、クリエイティブな思考とコラボレーションの未来を再定義し、全ての人がアイデアを育て、共有し、実現できる世界を創造しています。人々の思考を止めるアプリケーションが溢れる現代にとって、クリエイティビティは一部の人のものではなく、あまねく人々が備えるべきものへと変化しました。MEsは、このビジョンを現実にするためのインターフェースです。事業共創の機会を探している企業の皆様、我々が向かう未来に可能性を感じていただいた投資家の皆様、一緒に新たな価値を創造できますと幸いです。
- めぇ〜ちゃん
- 2030年には、メタバースの世界市場は78兆8,705億円まで拡大すると予想されています。新たな3D仮想空間に挑戦する、O社に注目です。それでは次回もお楽しみに!