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2020年12月23日

デジタル技術による感染拡大防止と経済回復の両立 - ピクシーダストテクノロジーズ

ピクシーダストテクノロジーズ
小川 淳
マネージングダイレクター

2020年12月17日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大手企業に向けてピッチを行いました。今回はその登壇企業をリレー形式で紹介いたします。(全6回)


3社目はピクシーダストテクノロジーズです。筑波大学准教授でもある落合陽一氏が代表を務め、音や光を活用したインターフェース技術を用いることにより、世界中に溶け込むコンピュータ技術を開発するスタートアップです。BCP&DXソリューションサービス「magickiri」などを提供しています。今回はピクシーダストテクノロジーズ代表取締役村上泰一郎氏に話を伺いました。(トップ画は当日ご登壇いただいたマネージングダイレクター小川淳氏)


magickiri(マジキリ)とは

2020年11月16日より提供開始となったwithコロナ時代のBCP&DXソリューションサービス。働く場(オフィス、店舗、劇場、建設現場、工場、など)における感染症への安心/安全性を高め、かつ感染者の発生時には影響範囲を最小化するソリューションです。


withコロナ時代のBCP&DXソリューションサービス「magickiri(マジキリ)」

代表取締役 村上氏に伺いました

何をしている会社ですか?

村上:先進インターフェース技術の孵卵器となり、その連続的社会実装、主にリアルの現場やDiversityのある方々をデジタル技術を用いて新たな均衡点へ導くこと(デジタルリバランス)を通じて社会の課題解決に貢献しています。

製品・サービスの一つとして「magickiri」を紹介します。magickiriはwithコロナ時代のBCP&DXソリューションです。当社の技術とKARADA内科クリニック院長の佐藤先生、および北里大学の武藤先生らの協力のもと実現しており、以下3つの機能からなります。

Planning:施設などの3次元/エアフローデータ等をもとに、シミュレーションにより空間内感染リスクを診断し、高い場合にはその対応策を提示。これにより施設等の感染症対策を科学的に行うことが可能。(現在認証マーク準備中)
Monitoring:事業者向けに常時濃厚接触者をモニタリングし続け、その数が多い人の業務の見直しを行うことで、いざ感染者が出た際の業務停止範囲を最小化することを支援。
Localization:高精度屋内位置情報測位機能。従業員がいつどこにいたのかを可視化し、感染者発生時の行動追跡を可能とする。当社技術によりビーコンに比べて10倍の精度(誤差50cm~1m程度、ビーコンは誤差10m程度)を実現しており、感染症対策のみならず従業員動線可視化による現場DX/BPRにも活用可能。

収益モデルは大枠3パターンとなっています。
一つ目は、当社製品でいえばmagickiri(Monitoring=濃厚接触者検知、Localization=屋内位置情報測位)に代表されるSaaS + a Boxモデル。センサー等デバイスを当社が製造しそのレンタル or 販売と、当該センサーから取得されるデータを用いたSaaSをセットにしたもので、レンタル/販売+SaaS利用料にて収益化します。
二つ目が、当社製品でいえばxMove(=自動運転車いす)に代表される、物販 or レンタル+保守費をベースとしたモデルです。
三つ目は、SOUND HUGやmagickiri-Planningに代表されるスポットでの技術活用受託を行うモデルとなっています(前者はイベントでの技術活用&オペレーション受託、後者はシミュレータ用いた感染症安全度シミュレーション受託)。
これら以外に、技術開発段階から大企業とオープンイノベーション的に共同R&Dを行い、その成果を用いて共同事業を起こしていくものも存在しますが、この事業化時の収益モデルはケースバイケースとなります。

なぜ会社を立ち上げたのですか?

村上:創業者自身が空間ディスプレイや空間音声提示、空間触覚など人と機械、空間と機械のインターフェースに係る研究を博士時代から一貫して行ってきました。それら人と機械の共生のために必要な技術をアカデミアにとどめず連続的に社会実装する仕組みが必要であると考え、当社を創業しました。

これからの目標はありますか?

村上:デジタルによる多様性を目指し、工業的な生産工程や近代の誕生過程で生まれた多くの〈制約〉が製品や社会や我々の生活の多様性を阻害しています。デジタル技術による生活空間・生産工程・社会制度への自然な漏出は、今の世界を再び、多様で柔和な均衡点へと導こうとしています。私たちはDigitally Rebalancedーー世界をデジタル技術の観点から俯瞰し、その変化の一因となる機能を有しています。現場のデジタルトランスフォーメーションや物理世界のデジタル化、視聴触覚体験での新価値機軸の創造、デジタルと物理世界を繋ぐインターフェース領域の技術革新を通じ、社会変革の原動力となることを目指します。変容する社会像や未来像を共に探るパートナーとして、私たちはアカデミックから現場の問題解決まで通貫して課題解決を提案できるプラットフォームでありたいと考えています。

最後に一言お願いします

村上:私たちは、先進インターフェース技術を様々な課題の解決のために連続的に社会実装していく企業であり、本日紹介しきれなかったもの含め多くの技術ポートフォリオを保有しています。まずは課題を伺って我々の技術が適合するかの討議から可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

ーー先進インターフェース技術の孵卵器として社会の課題解決に貢献してきたピクシーダストテクノロジーズ。magickiriによるwithコロナ時代の感染拡大防止と経済回復の両立に期待です!

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
https://pixiedusttech.com/
人類と計算機の共生ソフトウェア基盤たる仕組みを構築し、自治体や企業とのオープンイノベーションを促進。アカデミア発の技術を社会の課題・ニーズと結び付け、ビジネスによる価値創造を行い、連続的に社会実装していくことを目指している。

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