- インタビュー
2020年12月18日
スポーツ指導・練習現場のDXを推進する - ユーフォリア
- ユーフォリア
宮田 誠 - 代表取締役 Co-CEO
2020年12月17日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大手企業に向けてピッチを行いました。今回はその登壇企業をリレー形式で紹介いたします。(全6回)
2社目はユーフォリアです。「ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)」というサービスを提供し、スポーツ指導・練習現場のDXを推進するスタートアップです。今回はユーフォリア代表取締役宮田誠氏に話を伺いました。
ONE TAP SPORTSとは
月額300円から利用可能な、スポーツ選手のコンディション・トレーニングデータを分析することでパフォーマンス向上を図るサービス。サッカーを始めとした71競技1,700チームに導入されている。
SaaS型データ管理システム「ONE TAP SPORTS」
代表取締役 宮田氏に伺いました
何をしている会社ですか?
宮田:スポーツ選手のコンディショニングやトレーニングに必要な情報を一括して記録・管理できるSaaS型データ管理システム「ONE TAP SPORTS」を開発・提供するスポーツテック企業です。現在ラグビー日本代表をはじめ、プロチームを中心に国内外で71競技、1,700チーム以上に導入されており、より安全で効率的にスポーツを行う環境整備にデータ面から貢献しています。また、ONE TAP SPORTSで培ってきたスポーツ選手のコンディション管理データ・ノウハウやユーフォリアの持つスポーツチームとのネットワークを活用し、フィットネス・ヘルスケア領域の企業の商品開発・マーケティング支援サービスも行っております。加えて部活動やジュニアスポーツの指導者向けにスポーツ科学メディア「TORCH(トーチ)」を運営しています。「スポーツ×科学で指導をアップデート」をテーマに情報発信しています。
なぜ会社を立ち上げたのですか?
宮田:まだ顕在化していないヒトやモノの価値、正当な評価を受けていないヒトやモノの価値を見つけて、私たちが媒介となり広く届け多くの幸せを生み出したいという思いを「多幸感」を意味するユーフォリアという社名に込め創業しました。現在はスポーツという領域で、スポーツ選手らの大切な瞬間に力を100%発揮できるようサポートする事業を行っています。スポーツで培った知見を、ジュニア世代の子どもたちが怪我なく大きく健康に育つサポートをすること、シニア世代の健康寿命の引き上げに貢献すること、一般の方々のコンディショニング意識の向上などに寄与していきたいと考えています。
これからの目標はありますか?
宮田:トップアスリートのデータ管理で長年培ってきた、科学的なノウハウを盛り込んだサービスを、今は学生スポーツや一般アスリートの皆さんに向けて提供しています。今後それらのノウハウをスポーツ界の外へ拡げていくための事業として、現在「商品開発・マーケティング支援サービス」(ONE TAP SPORTSのノウハウ・ネットワークを活用したデータマーケティング支援)に取り組んでいます。このサービスを多くの企業の皆様に使っていただくことで「スポーツの知見」を一般プロダクトに吹き込み、スポーツの価値を拡げるということに寄与してまいります。
最後に一言お願いします
宮田:トップアスリートの知見を活かした製品・プロダクトはこれまでも世の中に多く存在してきました。私たちは、競技やレベルの垣根を越えた71競技1700以上のチームと一緒に培ったノウハウを強みに、本当の意味で凝縮された「スポーツの価値」をデータドリブンで世の中へ届けることのできる企業だと思っています。
しかし私たちだけでは、小さな船のまま。この事業をご一緒いただけるパートナーさんと、ぜひタッグを組んで成し遂げたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
ーー来年の東京オリンピック・パラリンピックでは26種目170名以上の選手がONE TAP SPORTSを利用予定とのこと。ユーフォリアのデータ解析技術が日本代表選手の活躍を影で支えるのかもしれません。
それでは次回もお楽しみに!
https://eu-phoria.jp/
「スポーツの力を活かし、スポ―ツの力を通じて、未来をつくる」
選手のコンディション・トレーニングデータの分析によるパフォーマンス向上を図るサービス「ONE TAP SPORTS」を提供。スポーツ指導・練習現場のDXを推進し、世界のスポーツインフラを目指す。
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