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2021年10月18日

スタートアップに会いたい!Vol.39- 住友商事

住友商事株式会社
山内 美優(写真左)
Beyond Mobility事業部
住友商事株式会社
橋本 英梨加(写真右)
新事業投資部

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業50社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2021」からご確認いただけます。


丸井グループに続く第39回目は住友商事です。住友商事の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


山内氏、橋本氏に伺いました

何をしている会社ですか?

山内::住友商事は2019年に100周年を迎え、「Enriching Lives and the World」をコーポレートメッセージに、今までもこれからの100年も、健全な事業活動を通じて、世界を、社会を、人々の暮らしを、より豊かにしていくことを目指しております。
総合商社として、「金属」「輸送機・建機」「インフラ」「メディア・デジタル」「生活・不動産」「資源・化学品」の商品軸を中心とした6つの事業部門と、1つのイニシアチブ(「EII:Energy Innovation Initiative」:2021年4月新設の、脱炭素・循環型エネルギーシステムを構築し、持続可能な社会の実現に貢献するビジネスの創出を目的した組織)、並びに、国内・海外の地域組織が連携し、グローバルに幅広い産業分野で事業活動を展開しています。

2020年にスタートした新中期経営計画では「SHIFT2023」を掲げ、高い収益性と環境変化への耐性を兼ね備えた事業ポートフォリオへのシフトを実現すべく、成長投資に向けた資産入替の徹底、強みを活かした収益の柱の強化育成、社会構造変化への挑戦に取り組んでいます。その中でも「DX」「次世代エネルギー」「社会インフラ」「リテイル・コンシューマー」「ヘルスケア」「農業」を次世代成長戦略テーマとしています。
また、輸送機・建機部門では、 社会構造変化を踏まえた新たな取り組みとして、社会の新たなニーズに即したモビリティサービスの開発に注力しております。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

山内:住友商事は2019年より、多様な分野のパートナーと新たな価値の創造に向けたコラボレーションを推進する会員制のオープンイノベーションラボとして「MIRAI LAB PALETTE」を運営しております。スタートアップ支援はもちろん、ビジネスの分野から文化・芸術の分野に至るまでジャンルに捉われることなく、さまざまな人々が出会い、刺激し合う多様なプログラムやイベントを提供し、組織や会社の境界を越えたオープンイノベーションにより事業を創出することに取り組んでいます。

Beyond Mobility事業部は、2021年に「輸送機・建機」事業部門に発足した事業開発R&D組織で、近未来のモビリティのあり方、気候変動緩和や地域社会・経済の発展を始めとした、住友商事グループが掲げる重要社会課題の解決を見据え、中長期的な視線で、MobilityにBeyond領域、即ち、異業種の領域を掛け合わせるアプローチでの新規事業開発に取り組んでおります。

橋本:新事業投資部では、1998年にシリコンバレーでのCVC設立から20年超スタートアップ投資及び共創を行ってまいりました。直近では2019年にHAX Tokyoというハードウェアスタートアップを対象としたアクセラレータープログラムを米国VCのSOSV、システムインテグレーターであるSCSKとともに開始しております。創業間もないスタートアップの斬新なテクノロジーやビジネスアイデアと大企業の課題を掛け合わせることによる、オープンイノベーションの加速を推進しております。
また今年の3月には「QX(Quantum Transformation」プロジェクトを発足し、量子コンピューティング技術を活用した長期目線での社会変革と事業創出を目指す取り組みも開始しております。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

山内:Beyond Mobility事業部では「モビリティと異業種の掛け合わせによる新規事業の創出」、「住友商事の既存モビリティ関連事業の付加価値向上に繋がるビジネス」、「様々な業種との連携により、地域課題の解決に繋がる新規事業の創出」に取り組みたいと考えております。スタートアップの皆さんはもちろん、KDDI∞Laboパートナーの大企業の皆様とも幅広く色々な形で連携させていただきたいです。

橋本:新事業投資部では先に述べました、当社の次世代戦略推進テーマ (DX、次世代エネルギー、社会インフラ、リテイルコンシューマー、ヘルスケア、農業) を中心に中長期的な社会構造変化への挑戦をしていきたいと考えております。スタートアップの皆様との接点や大企業の皆様との共創、n対n (スタートアップおよび大企業) のオープンイノベーションを通じて微力ながらKDDI∞Laboのエコシステムへの貢献ができればと考えております。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

山内:提供できるアセットとしては以下3つを挙げています。

  1. Mobility関連事業のみならず国内外で幅広く多様な事業領域を有しているという強みを生かし、当該事業経営で蓄積した事業のインサイトや仮説検証の場を提供させて頂きます。(国内最大手オートリース事業会社「住友三井オートサービス」、総合リース事業会社「三井住友ファイナンス&リース」等)
  2. 住友商事が運営するオープンイノベーションラボである「MIRAI LAB PALETTE」での共創機会、共創の場を提供させて頂きます。
  3. 新事業投資部にて運営するハードウェアスタートアップ向けのアクセラレータープログラムHAX Tokyoへの参画機会や、企業内DX推進コミュニティ参画の機会がご提供可能です。

最後に一言お願いします

山内:Beyond Mobility事業部では「SC Mobility Vision 2030:『モビリティとテクノロジーを通じて、まだ見ぬアクセスを創り出すことで、"一人ひとりの自分らしい生活"と"地域社会の持続的な発展"を実現』」を掲げ事業開発をしております。共に2030年を見据えた新しい事業を作りましょう。

橋本:スタートアップの皆様とともに社会へ変革を起こすことに挑戦していきたいと思っています。総合商社が取り扱う業界は幅広いですが、現場の課題などもお伝えできるとおもいますので、些細なことでも是非お声がけいただければと思います。ご一緒できるのを楽しみにしています!

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