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2021年10月25日

スタートアップに会いたい!Vol.41- DNPアートコミュニケーションズ

株式会社DNPアートコミュニケーションズ
篠田秀実
取締役 執行役員

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業50社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2021」からご確認いただけます。


日本マイクロソフトに続く第41回目は大日本印刷グループのDNPアートコミュニケーションズです。DNPアートコミュニケーションズの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


  

篠田氏に伺いました

何をしている会社ですか?

篠田:DNPアートコミュニケーションズはDNPグループのアート分野の「文化貢献活動領域」と「文化収益事業領域」を担当しています。生活者のアートに求めるニーズを探索、スタートアップのパートナー企業と連携し、アート業界が持つ課題を解決するソリューションを開発/提供しています。アートの持つ価値を活用して人と社会をつなぎ、新しい価値を提供することで芸術文化に貢献することをミッションにしています。主な事業は以下の通りです。

  1. DNPイメージアーカイブ事業(アート専門フォトエージェンシー)
  2. アートコンテンツを活用したグッズ企画・製造
  3. 展覧会企画の提案・実施
  4. デジタルソリューション企画の提案・実施
  5. 各種文化施設運営管理のコンサルテーションと業務委託
  6. アートコンテンツを通した一般の方との場づくり
  7. Webマガジン[artscape]の企画・制作・運営

中期経営計画において生活者の顧客体験価値を高めるため、「アート業界の課題」をスタートアップのパートナーとの連携で解決し、新しい価値提供を行うことを推進していきます。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

篠田:「アートとビジネスがつながれば、世界はもっとわくわくできる。アートは、暮らしから切り離されたものではない。アートは、ビジネスからかけ離れたものではない。創造力を掻き立て、五感を満たし、知的好奇心を刺激する。そんなアートがビジネスと手を組めば、きっと今より、人々がわくわくする社会を創れる」と考えています。

有名絵画や新進気鋭の現代作家の作品など、豊富なアートコンテンツやアイデアをDNPの持つ多彩なソリューションと掛け合わせることで、ただ見るだけのアートではなく、体験し、活用し、ビジネスの機動力となり得るアートの可能性をご提案しています。

ルーヴル美術館や東京国立博物館約60か所の美術館・博物館などのコンテンツホルダーから、提供された画像データの貸出業務、シェル美術賞や三井ゴールデン匠賞の公募事務局運営、TRiCERAが提供する現代アートのアーティストのC2Cマーケットプレイスで「高精彩出力技術・プリモアート」で製造し「新しい版画」と位置づけて販売しました。

DNP ミュージアムラボは、ルーヴル美術館、フランス国立図書館、アテネウム美術館などと協働して、多様な芸術文化に親しむ方法について考え、誰もが気軽に芸術文化に触れ、その背景を読み解き、驚きや感動、共感やヒントをえるための、「方法の開発」と「環境の整備」を行っています。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

篠田:DNPアートコミュニケーションズは従来、美術館や博物館、展覧会主催者にむけて主にリアルな場所でのコンテンツ制作やデジタルソリューションを提供してきました。今後は新型コロナによって加速した、リアルとバーチャルが融合したオンライン、オフラインを行ったり来たりしてアートを身近に楽しめる場づくりやサービスを企画・設計していきたいと思います。

そこでスタートアップ企業の皆様には、バーチャル美術館やバーチャルECサイトなどで仮想体験をしてリアルな場所で本物を楽しめるソリューション開発を期待しています。また従来はB2Bビジネスが主体でしたが、今後はB2B2C、B2Cビジネスにも力を入れていきたと考えており、スタートアップの皆様のアイデアや企画・技術力で連携したいと考えています。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

篠田:以下をご提供可能です。


MMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)

  • artscape:日本全国のアート・デザイン・建築等の情報を紹介する日本最大級のアート情報Webマガジン。国内約1,800館の美術館・博物館・ギャラリーのデータを集約したミュージアムデータベース


artscape

  • DNP ミュージアムラボ:ミュージアムと協働し、多様な芸術文化に親しむ方法について考え、それをカタチにするDNPの文化活動
  • 渋谷区立宮下公園Powerd by PARALLEL SITE:現実の渋谷区立宮下公園を仮想(バーチャル)空間上に高精細に表現し、高精彩デジタル画像を活用してアート展を開催

最後に一言お願いします

篠田:DNPアートコミュニケーションズは国内のアート鑑賞市場のソリューション提供を主な市場としてビジネスを展開してきました。顧客としては国内美術館、展覧会主催者、また、製品・サービスとしてはデジタルアーカイブ、展覧会企画、画像ライセンス、アートグッズ、図録・印刷などです。

今後の事業拡大に向け、新たなマーケットとして海外市場を含めたアート売買市場のソリューション提供を事業分野の柱の一つとして育てたいと考えておりますので、スタートアップ企業の皆様と新しい事業を構築できれば幸いです。

 

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