- インタビュー
2021年07月01日
スタートアップに会いたい!Vol.17- リコー
- 株式会社リコー
大越 瑛美 - TRIBUS推進室 TRIBUS運営事務局
連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業80社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2023」からご確認いただけます。
テレビ朝日ホールディングスに続く第17回目はリコーです。リコーの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!
大越氏に伺いました
何をしている会社ですか?
大越:リコーグループは1936年の創業以来、革新的なテクノロジーに基づいた光学機器や画像機器などを通して、世の中に新しいイノベーションをもたらし、お客様とともに成長してきました。
今、人々の生活や働き方は大きく変化しています。こうした変化に対応するために、私たちはOAメーカーからの脱皮とデジタルサービスの会社へ事業転換を進めています。そしてその先の未来を描き、創業100年に向けた私たちの想いを2036年ビジョン「“はたらく”に歓びを」という言葉に込めました。
業務の効率化や生産性向上を超えて、働く人の充足感や達成感、自己実現に目を向けて、“はたらく”に歓びを創り出すことが私たちの使命であると考えています。
これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?
大越:当社のアクセラレータープログラムTRIBUS(トライバス)は、リコーが培ってきた技術やノウハウ、リソース、ネットワークと、スタートアップが取り組む新たな価値創造の掛け合わせにより、多様な選択肢を社会に実装していくことを目指しています。おかげさまで2019年の開始より、累計260件もの応募を頂いています。
2020年に参加された株式会社With Midwife様は企業の顧問助産師サービスの可能性を探るため、リコーグループ従業員317名へのヒアリングや、46名への実証実験を実施しました。集まったデータや知見から、新ブランド「The Care」へのサービスリニューアルを果たし、性別にかかわらず、はたらくすべての人を支えるサービスを提供しています。
同じく2020年度に参加されたKBE株式会社様は人事AIアシスタント「researcHR」のトライアル運用をリコー社内3部署で行いました。プログラム終了後も規模を拡大してトライアルを継続し、得られたデータを製品の品質向上に役立てていただいています。
御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?
大越:TRIBUSでは、リコーの手掛ける領域に関して広く募集を行うと同時に、担当部門による目指す方向性や課題に関した募集領域を設定させていただいています。
リコーが基軸に据えるワークプレイス・オフィス分野はもちろん、脱炭素社会、循環型社会の実現に向けた取り組みなど、ものづくりやデジタル分野における最先端のテクノロジーを使用して、未来の社会実現、社会課題解決に向けた思いを持っている企業からのご応募をお待ちしています。
詳しくはTRIBUS募集サイトをご覧ください。→https://accelerator.ricoh/2021tribus/
スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?
大越:TRIBUSではスタートアップの事業成長を支援するため様々なアセットをご用意しています。
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幅広い人的リソースをオープンに活用
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多様な経営資源の活用
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リコーのアセットにとどまらない支援
リコー社内のリソースや資源、各部署との連携を担う伴走社員
法務・知財・広報・品質管理・デザインからなる専門家部隊
様々な技能・知識により支援を行うサポーターズ社員
顧客基盤とサービス網
様々な分野のノウハウ、リソース、技術
連携パートナー企業の持つアセットの活用
最後に一言お願いします
大越:リコーの創業者である市村清は、理化学研究所から生まれたベンチャー企業としてリコーを創業し、その後も世の中にイノベーションをもたらす製品やサービスを数多く生み出しました。その創業者の精神に立ち返り、チャレンジする人の支援・育成、新規事業の創出を促進する文化のさらなる醸成を目指しています。
TRIBUSは2021年のテーマを「不可逆な世界でこれからの選択肢をつくる」と設定しました。COVID-19で世界の変化は劇的に加速し新たな秩序が形成されようとする中で、どこまで多様な選択肢をつくれるのか私たちは試されているのかもしれません。選択肢をつくることで、未来の可能性を実現したいと考えています。
意思未来という言葉があります。予測が難しい時代なら、欲しい未来を作ればいい。そんな未来の創造に、リコーが持っているリソースを使い倒してみてはいかがでしょうか。不可逆な世界で、ぜひ私たちリコーグループと一緒にこれからの選択肢を創っていきましょう。
リコーと面会・提案したい!というスタートアップの皆様はメールにてご連絡ください。メールはこちら
メールには以下情報を記載の上、ご連絡ください。
事務局から折り返し連絡いたします。
<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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・連絡先情報(氏名/役職/メールアドレス)
・面会/提案希望先(大企業名/提案概要)※複数可
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