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2023年03月10日

Z世代が考える「自由な働き方」(2)——僕と私と株式会社代表・今瀧氏

前編からの続き:Z世代が「Z世代起業家の原動力って何?」を聞いてきた(1)ーー僕と私と株式会社代表・今瀧氏


Z世代の価値観や生き方をお聞きするキーマンインタビュー後半です。前半では僕と私と株式会社の今瀧健登さんにモチベーションの源泉などをお聞きしました。後半ではメンバー全員社長化など新しい働き方の模索について、その様子をお聞きしました。(文中の質問はMUGENLABO Magazine編集部、回答は代表の今瀧健登さん、文中の敬称は略させていただいています)


こういった方々とはどこで知り合いますか?

今瀧:原点で言うと飲み会が多いかもしれない。次にTwitterが多いです。基本的には探してるという感じは特にないんです。この人と飲んでて一緒に仕事したいなとか、あるいはその人がすごい悩んでいて、こういう風に働きたいんだよねとなったら、じゃあうちでやればいいんじゃんと思ってその環境を用意しがちみたいな。甘いんですが、そういうところが多いです。

株式会社Aika代表の中澤一彰は僕と会った時にクラフトビールを作りたいんだけどやり方が分かんなくてと言うので、じゃあうちでやればいいじゃんって。うちで働いて、それでクラフトビール事業部ができたんですよ。弊社はウェブをやりたいからウェブ事業部ができたんのではなく、その人と働きたいから作ったんです。

株式会社MoreChoice代表の伊藤大憧もそうですし、基本的には人ベース。人が増えるたびに事業とかやれることが増えるという考え方です。その人と何をしたいかベースで仕事しているので、クライアントワークも全部そうです。自分のリソースあるいは会社のリソースと相手側のリソースが組み合わさったときに一番面白いのって何だろうなをベースに仕事してます。

みなさん起業や事業の相談をしに集まるのでしょうか?

今瀧:来ますよ。めちゃくちゃシビアな話なのでどこまで出せるか分からないですが。起業相談をする暇があったら行動した方がいいなとは思いますけどね。僕自身がエンジェル投資家をやったり、インクルージョン・ジャパンというESGに特化したVCの顧問もやっているので、ご相談自体は多いです。

人に頼られるのってすごく嬉しいし期待に応えてあげたいなと思う。スタートアップの中で明確な課題ができていないところがあれば力になってあげたいなと思う一方で、何かやりたいんだけどできないんだよねって言われたらやればいいんじゃんという感覚もあったり。

やっぱり人間って24時間が限界なので基本的には(相談に)乗れる範囲でというのはあるんですけど。でもそういうことをもっと効率よくみんなに伝えてあげられるように、例えば起業家としてメディアに出たり、今回みたいにインタビューを受けたりしてるというのはありますね。


僕と私と株式会社の福利厚生

働き方についてお聞きしたいです。少し漠然としていますが「自由な働き方」についてどのようにお考えでしょうか?

今瀧:自由な働き方がアイデアとか稼げるモデルを作れるかというと、決してそうではないと思っています。だったらもうみんな今頃自由でぐちゃぐちゃになってるので。それは全くないと思うんですが、ただ幸せに生きることは必要だと思っていて、幸せに生きる上で人として選択して地方に行くとか好きな人と働くとかいろんな方法があると思うんですよね。

僕は幸せじゃないと人を幸せにすることができないと思っています。なぜかというと自分が幸せだと他人を気遣う余裕ができたり、いいところに気づけたりするからです。そういうところがあるじゃないですか。自分が幸せじゃないのに人を幸せにするのは相当難しいと思うんですね。自分が幸せだったら、こういうところをこうしたらもっと幸せになると思ったものを横展開したり企画にするみたいなことがすごくできるんです。

自分を幸せにする、自分が幸せに生きるというのは重視しています。だから福利厚生や働き方は自分たちが幸せになるためにはどういう風に働くことがベストなんだろうねという点を大事にしていて、その結果一部の人は自由に働くみたいなことが起きてるんじゃないかなと思います。

今後、組織はどのように変化していくのでしょうか?

今瀧:先に言っちゃうと大きくする気がない。最高の学級を作ろうと思ってます。それを「僕と私とギルド」と呼んでるんですが、1人1人が自分の強みを生かして集まれる学級を作りたいなと思っています。

クラスの合唱コンクールってあったじゃないですか。基本的に義務教育だと地方でランダムに集められた人たちになりますが、この資本主義社会あるいは僕の会社経営においては最強のメンバーを集めることができるんですよ。分かりやすく言うと30人のアベンジャーズができちゃう。それを作ろうと思ってます。

組織として僕と私と株式会社がでかくなることはそんなにないと思うんですが、僕と私とギルドの30人からの枝分かれが大きくなっていく可能性はすごく大きいかなと思っています。ただやっぱり歴史学上コミュニティが成り立つには制限があるので、それを考えると30人を超えると難しいんじゃないかなと思ってますね。

分散してまた代表を作るということでしょうか?

今瀧:そうですね。30人の社長を作ることですね。社長を30人作ってその30人の社長がそれぞれまた自分たちの下に作ればいいんじゃないかなと思います。

最後にZ世代と呼ばれることについて、またそのものについてはどのようにお考えですか?

今瀧:Z世代をなんだと思ってるかとことですよね。Z世代は一言で言うと「括れない世代」だと思っています。いろんな傾向みたいなことを言われつつも、いろんな人がいるので括れない。すごく難しい世代だなと思います。難しい世代だからこそいろんなメディアや企業が関心高く見てくれてる部分もあると思う。

括れない世代って面白くて、当たり前が通用しないんですよ。だから僕はZ世代が与える影響についてはすごくワクワクします。今はまだ当たり前じゃないものが出来上がっちゃうから。どうなっていくのか想像し得ないものがどんどん生まれてくると思っています。イノベーションが起こりやすい世代なのかなと期待していますし、そういった世代の1人でありたいとも思ってます。

人によってはZ世代と括られるのは嫌だという人も一定数いますが、僕はZ世代で良かったなと思うしZ世代だなって思うんです。例えばZ世代がSNSネイティブだったり教科書にないことを調べる能力を持っていたりと色々ありますが、Z世代という肩書きを変えられないという話もある。Z世代はゆとり世代やさとり世代とかとはちょっと違っていて、「Generation Z」っていう世界的な共通用語なんですよ。

めちゃくちゃぶっ飛ばして言うとあなたは日本人として括られることをどう思いますかという話なんです。僕らはどれだけあがこうがZ世代なんです。「Z世代って○○ですか」と言われたらいや違いますというのはあるかもしれないですが、「Z世代なんですがどう思いますか」と言われたら、「日本人ですがどう思いますか」ということと同じなので、いや日本人だけどねみたいな話なんです。

だから僕はZ世代として括られたら括られたで、それを最大限活用した方がいいと思っているんです。僕は、日本人だから日本人として頑張りたいですみたいなことと一緒で、Z世代である以上はZ世代を盛り上げたいと思うし、その1人でありたいと思いますし、期待しかしてないですね。

ありがとうございました。

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