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2025年01月22日

一次産業の人材支援サービスを核としたプラットフォームの提供を目指すーYUIME

YUIME株式会社
上野 耕平
代表取締役

KDDIは、一次産業の人材支援サービスを核としたプラットフォームの提供を目指すYUIMEへ出資したことを公表しました。「KDDI Regional Initiatives Fund 1号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。


今回はYUIME 代表取締役の上野耕平氏にお話を伺いました。


代表取締役の上野氏に伺いました

何をしている会社ですか?

上野:YUIMEは「日本の一次産業を、世界の一流産業にアップデートする」ことを目指し、一次産業の高齢化や人手不足という社会課題を解決するために特定技能外国人による労働力支援「YUIWORK」、日本人コア人材の採用支援サービス「YUIMARU japan」 、一次産業の課題解決メディア「YUIME japan」、人材育成や栽培データ、営農ノウハウの蓄積が可能な自社試験農場「YUIME FARM」を提供しています。


YUIME起業の原点

なぜ会社を立ち上げたのですか?

上野:YUIMEの物語は沖縄の青空に聳え立つ一本の高い煙突から始まりました。設立当初はIT関連の派遣業をしておりましたが、ある時沖縄の製糖工場から人材の派遣の要請を受け、沖縄の南大東島の工場に見学に行った際に、農業は日本という国の存在意義と精神が根付いていることに強く感銘を受け、農業を守る、日本を守るために農業支援事業への参入を決意しました。

農業への派遣をする中で、一次産業自体が慢性的な人手不足に悩んでおり、これを解消することは容易いことではありませんが、弊社では日本人はもちろん外国人材の双方を雇用することで、これまでにない新しい道を切り拓きたいと考えております。

これからの目標はありますか?

上野:人材支援サービスにより構築してきた生産者の方々との強固な関係値により、一次産業の労働力インフラの構築を目指していきます。

これまでは主に農業を中心に事業を展開してきましたがこれから林業、水産業への支援も広げていきたいと考えております。この事業拡大により一層地域への貢献度合いも大きくなります。

また、事業承継の問題にも取り組みたいと考えています。後継人材が確保できない高齢農家の課題に対応し、第三者承継も視野に単純な仲介にとどまらず豊富な人材を抱えている弊社の強みを活かし、事業再生まで行う独自の事業モデルを構築したいと考えております。

最後に一言お願いします

上野:一次産業界は超高齢化による世代交代や家業から事業への変革、また大規模化や高収益化などなど、これから大きな転換期を迎えます。私たちは一次産業の生産者、特に事業意識の強い若く時代の担い手となる生産者との関わりが非常に強い会社です。ぜひご関心を持っていただける企業さまと一緒に持続可能な一次産業を構築していきたいと思いますのでお気軽にお声掛けください!

YUIME株式会社
https://yuime.co.jp/index
一次産業の人材支援サービスを核としたプラットフォームの提供を目指す

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