CEOの守屋氏に伺いました

何をしている会社ですか？

守屋：弊社は「きれいなデータであふれた社会に」をミッションに、企業が持つ課題をDX技術を用いて課題解決提案する戦略的コンサルティングを実施しております。急速なDX化の業務変化で、全国の中小企業では現場の声を汲み取って実業務に寄り添ったDX化もプロジェクト推進の課題となります。

弊社のAIプロダクト「キクメモ」は、認識が合っていない箇所をAIが検知し、質問を生成してくれることで安価に中小企業向けコンサルを実現するヒアリング・レポーティングツールです。ヒアリングは専任オペレーターがサポートし、1ヶ月39,800円からご利用いただける新しいコンサルティングプロダクトです。

過去様々な企業でのヒアリング実績を使ったヒアリングを行い、DX導入に向けて課題の可視化、最適なSaaSシステムのご提案が可能です。

なぜ会社を立ち上げたのですか？

守屋：弊社のコンセプトは「きれいなデータであふれた社会に」です。データは取られるもの、奪われるものという印象があるのが昨今の世の中です。しかし、もとよりデータは博物館や図書館にあり、人々をワクワクさせるものとして寄与していました。私は世界中を博物館のようなデータでいっぱいにしたい。そこから生まれる新しいものでワクワクし続けたいと思い、事業を推進しています。

大手通信キャリアにいた頃、データエンジニアとして、本業ではコールセンターのAIによる効率化業務を行いながら、副業で中小企業向けのAIコンサルティングを行っていました。当初はAIを活用したい中小企業様の話を聞き、現場の声に心を躍らせていました。しかし、実際には労働集約な部分が多く、これでは中小企業に新しい技術は広まらないという課題を強く感じました。

IT業界は階層構造になっており、中小企業は代理店にしか相手にされず正しい情報を取得することすらできません。そこで、本業でやっていたコールセンター自動化のアイデアから着想を得て、私はコンサルティング業務のAI化を行うことにしました。現在では派遣会社様から派遣されているスタッフがコンサルを実施、レポート作成をしています。日本の150万社の中小企業を改革することで、日本、アジア、世界の下請け構造を打開していきます。

これからの目標はありますか？

守屋：多くの場合、データは意思決定のためにあります。弊社のキクメモは、皆様がどんなことをしたいのか、その業務に向き合い続けます。これはソフトな話ではなく、データを綺麗にし、中小企業が成長し続けるために必要です。

現在の中小企業では、成長するフェーズごとにSaaSを変え、SaaS内部に蓄積されてしまったデータの移行・エクスポート作業だけに300万円程度の費用をかけています。元から自社内でデータ管理を行えばかからなかったコストを負担し、成長機会を逃している企業は多いと感じております。

データをより活用しやすくするためには、データを何に使いたいか（データマート）、そのデータがどのような状態で存在していれば良いか（データウェアハウス）、そのデータをどのように貯めていけば良いか（データレイク）の３層構造が重要です。弊社のキクメモでデータを何に使いたいかを実態を元に把握することで、あるものベースではなく、やりたいことベースにより綺麗で効率的なデータ基盤を各社に構築することが可能です。このデータを活用し、各社が企業成長の機会を生み出し続けることを目指します。

また、この下請け構造は日本のみならず、アジア、欧米諸国でも製造業のような階層構造がある領域では共通した課題と認識しています。これらの課題に切り込んでいくことで、かつての日本が広めた製造業の販路を活用し、新しい価値提供を世界中に広めていきます。

最後に一言お願いします

守屋：みなさんが持つあらゆる数字・事象をエンターテインメントなドラフトゲームに再演出します！一緒に熱狂しましょう！