- インタビュー
2023年04月05日
仕事と介護の両立支援クラウドを提供 - リクシス
- 株式会社リクシス
酒井穣 - 代表取締役副社長CSO
2023年3月16日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
3社目はリクシスです。仕事と介護の両立支援クラウドを提供するスタートアップです。今回は、リクシス代表取締役副社長CSOの酒井穣氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 人類史上かつてない高齢化により、2025年にはビジネスパーソンの約50%が介護に苦しむことになります。急速に高まる両立知識へのニーズに対し、弊社は「仕事と介護の両立支援をトータルにサポート」するための両立セミナー、アセスメント、両立相談窓口などを提供しています。
代表取締役副社長CSOの酒井氏に伺いました
何をしている会社ですか?
酒井:仕事と介護の両立負担を下げるための具体的な知識をご提供します。特にLCATでは以下のようなことが可能になっています。
(1)気づきを得られるアセスメント診断
(2)診断結果に応じてピンポイントで必要となる知識を選別しご提供
(3)全社の状況を見える化
他にも単発での両立セミナーや相談窓口などもご提供しています。
仕事と介護の両立支援クラウド「LCAT」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
酒井:創業者である私は、17歳の頃から30年以上にわたり母親の介護をしてきました。その中で、介護を必要とする母親のための介護サービスには大変助けられてきました。しかし介護に苦しむ家族のためのサービスは、探しても全く見つかりませんでした。
その30年以上の期間に「あったらよかったな」と感じたサービスを、これからの大介護時代に向けて提供したいと考えて起業しました。私だけでなく、経営メンバーの全員がそれぞれに大変な仕事と介護の両立を経験しています。
これからの目標はありますか?
酒井:最終的には、それぞれに事情の異なる仕事と介護の両立に悩むビジネスケアラーに対して、ピンポイントに、必要となる情報とサービスを、ノイズなく、ワンストップで提供することを考えています。
そのためには、ビジネスケアラーと、様々なサービスを提供する企業が(AI / アルゴリズムによって)効率的に出会えるプラットフォームが必要です。これが完成すれば「介護をしながらも自分らしい人生を歩むことができる社会」が実現されると思っています。
最後に一言お願いします
酒井:ビジネスケアラーの8割以上が求めているのは「仕事を休まずに介護をする具体的な知識」であって「休みやすい職場」ではありません。介護に詳しくなることではなく、仕事との両立が可能になる未来を共に実現させたいです。
- めぇ〜ちゃん
-
高齢化社会が進む日本で働き続けるために必要なサービスですね!
それでは次回もお楽しみに!
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