- インタビュー
2023年01月27日
体験を共創する一括手配サービス - PerkUP
- PerkUP株式会社
斉藤 晴久 - 共同代表COO
2022年12月16日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ9社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
8社目はPerkUPです。働く人の毎日を豊かにする体験共創プラットフォームを提供するスタートアップです。今回は、PerkUP 共同代表COOの斉藤 晴久氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- コワーケーション.comとは、企業のオフサイトミーティングやチームビルディング合宿、合宿型ワーケーション等のために、全国の滞在施設と研修・体験コンテンツを代行して一括手配するコンシェルジュ型サービスです。
共同代表COOの斉藤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
斉藤:私たち「PerkUP」は、2020年のStayHomeの中、豊かなWorkStyleを実現できる社会を創ろうと生まれたスタートアップです。起業から1年、ちょうど昨年の秋にサービスサイト「コワーケーション.com」をリリースしました。
コワーケーション.comは、法人の合宿やオフサイトミーティング、チームビルディング合宿、合宿型ワーケーション等に最適な滞在施設、研修・体験コンテンツ、そして必要な機材準備までを代行して一括手配するコンシェルジュ型サービスです。
お手伝いする企業様側から手配手数料、そして滞在施設や研修・体験コンテンツ会社様側から送客手数料を頂くビジネスモデルで、企業側のニーズに応える最適な滞在体験をマッチングする”体験共創プラットフォーム”と位置付けています。
「コワーケーション.com」サービスページ
なぜ会社を立ち上げたのですか?
斉藤:コロナ禍によりあらゆる人が在宅勤務やリモートワークを経験し、働くという労働環境が整わない中、”働き方改革”以上に、”働く環境改革”が必要だと考え、企業にその仕組みと環境を整え支援することを目的に事業を開始いたしました。
コロナ禍で満員電車に揺られる通勤シーンが日常の景色から消え、これまで通っていたオフィスを第1のオフィスと捉えるならば、サテライトオフィスやコワーキングスペースは第2のオフィス、在宅ワークやワーケーションは第3のオフィスとも言えます。
個人の働き方の選択肢は広がったものの、これまで組織として活動する「場」には変化がありませんでした。私たちは、組織で行うコワーケーションを第4の場と提唱し、企画者、施設提供者、コンテンツ提供者が共創する体験を通じて豊かなカルチャーとエンゲージメントを醸成し、組織の明日を変える、楽しく創造性にあふれた社会を創造することを目指すことにしました。
これからの目標はありますか?
斉藤:サービスローンチから1年強ですが、すでに200社ほどの法人からの問い合わせを頂いており、手応えを感じています。リモートワークが普及しても、やはりFace-to-faceの価値や必要性はなくならないことを実感しています。
アメリカでは、1回のFace-to-faceミーティングの価値は20通のメール、10本の電話、5回のテレビ会議に匹敵するというデータがあります。コロナ禍の中、希薄になっていた社員同志の繋がりや会社へのエンゲージメント、社員のモチベーションをなんとか解決しようという企業様のニーズが見えてきています。
これまで頂いた問い合わせの約8割は、都心を離れたオフサイトでのチームビルディングが目的ですが、今後は多くの企業が「場(環境)」と「機会」の意義と効果を実感し、企業が滞在体験する多様な地域と結びつくきっかけになること、そして、そこから地方課題の解決やイノベーションが創出される未来になっていくことを想い描いています。
最後に一言お願いします
斉藤:仕事に活用できる環境、チーム同士のボンディングを強化できる環境は日本全国に広がっています。その日本中に広がる「第4のオフィス」をマッチングして参ります。協業や連携にご興味をいただける皆様と共に、マーケットを拡大していきたいです!
- めぇ〜ちゃん
-
働く環境を多様にしながら、人と人の繋がりを強くする。今まさに必要とされるサービスですね!
それでは次回もお楽しみに!
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