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2021年11月17日

誰でも開発できるIoTプラットフォーム - obniz

株式会社obniz
佐藤 雄紀
代表取締役

2021年10月15日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

3社目はobnizです。IoT開発プラットフォームを提供するスタートアップです。今回はobniz 代表取締役の佐藤 雄紀氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
「obniz」はIoTサービスを誰でも開発・運用できることを目指すプラットホームで、数千円の安価なデバイスをクラウドで全て管理することができ、中学の授業から大企業のIoTソリューションにまで利用されています!

代表取締役の佐藤氏に伺いました

何をしている会社ですか?

佐藤:obnizはIoT開発プラットホームです。スマホアプリ開発のようにIoTを作って運用することができる点が特徴です。安いマイコンデバイスでの利用が可能で、クラウドでの遠隔保守により現地訪問の削減が行えます。

ビジネスモデルはobniz対応の製品物販(3年で10,000台販売)とクラウドの販売、またobnizの導入支援開発です。競合製品より30%以下の導入コストを実現し、運用コストの75%削減ができており、鹿島建設や星野リゾートなどで導入していただいています。


「obniz」サービスイメージ

なぜ会社を立ち上げたのですか?

佐藤:IoT開発の難しさを解決するために作った会社です。スマホアプリなどは高校生でも作れますが、IoTはライトをプログラムから点灯するだけでも一苦労です。それを解決するアイディアとしてobnizを思いつきました。IoT開発をスマホアプリやWebサービスのように誰でも作れる簡単なものにしていきたいです。

身の回りにあるものがobnizによってインターネットに繋がり、誰でもプログラムさえ書けばどんなものでも操作できるようにすることが目標です。

これからの目標はありますか?

佐藤:「IoTにおけるWindowsになる」が弊社の目標です。WindowsはPCを誰でも使えるものにして、アプリ開発者にも利用者にも便利な世界を提供しています。obnizは画面を持たないスマート家電などのIoTデバイスで同じことを行おうとしています。

中期的な目標は「obnizを扱えるエンジニアを増やす」ことです。エンジニアが増えることでアプリが増え、サービスが増えます。それによりハードウェアベンダも増えることを期待していて、あらゆるコンピューターがobnizインストール済みとして出荷し利用され、「なんか知らないけど、obnizってしくみでうちらの周りってネットに繋がってるらしいいね」となり、開発者にとってサービス提供しやすい未来を想像しています。

最後に一言お願いします

佐藤:弊社のお客様は「IoTを始めてみたが運用コストが高い」という段階のお客様もいれば「およそやりたいことがイメージできているがどう始めるかわからない」という段階の方もいます。弊社にはIoTサービス開発のフレームワークがあり、どのようなサービスにもカスタムしていける拡張性を持つため、小さく並走型で一緒にスタートし大きなサービスを作ることができます。運用フェーズでもPoC段階でもIoTの基礎基盤としてサポートいたしますので企画をお持ちの方はぜひご相談ください。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
IoT製品が増えている中、IoT開発ができるエンジニアの需要も増えていきますね!

それでは次回もお楽しみに!

株式会社obniz
https://obniz.com/ja/
「現実世界をオブジェクト化する」
電子基板 obniz Board の製造販売を行う。

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