- インタビュー
2021年11月29日
AIと一緒に新たなコンテンツを作り出す - わたしは
- 株式会社わたしは
竹之内 大輔 - 代表取締役CEO
2021年10月15日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
4社目はわたしはです。キャラクターAIサービス「PeCha-KuCha」を運用するスタートアップです。今回は、わたしは代表取締役CEOの竹之内 大輔氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 「PeCha-KuCha」とは大喜利AIを進化させたキャラクターAIサービスです。ユーザーがAIの力を使ってコンテンツを作ることができます!
代表取締役CEOの竹之内氏に伺いました
何をしている会社ですか?
竹之内:世界で唯一の“ユーモアを扱う”対話AI(大喜利AI)を用いて、ユーザーがAIと一緒にコンテンツ・二次創作を作り出すC向けエンタメサービスを開発・運用しています。
AIモジュールは言語系だけでなく合成音声・音楽生成・モーション判別なども開発しており、それらのモジュールを組み合わせたキャラクターAIサービス「PeCha-KuChaペチャクチャ」や、音声・動画コミュニケーションサービス「ドリアン」などが、「大喜利AI」の進化形サービスとしてあります。
これらのサービスによって、ユーザーが作るコンテンツの拡がりを利用した、ユーザー生成型プロモーション(二次創作プロモーション)事業を行っています。
「PeCha-KuChaペチャクチャ」イメージ
なぜ会社を立ち上げたのですか?
竹之内:創業者である私と小橋は、もともと東工大博士課程で、人間と同等にコミュニケーション可能な計算機の研究を行っていました。コミュニケーションとは本来的に文脈逸脱的なズレを内包しており、それを前提に開発された「大喜利AI」は当時の研究成果の社会実装でもあります。
一部のクリエイターだけがコンテンツを作るのではなく、一般ユーザーでもAIの力を使って自在にコンテンツが作れる世界こそ、コンテンツリッチな世界と考えています。効率化・最適化の文脈で用いられるばかりのAIを拒否し、一見すると無駄に見えるがユーザーに圧倒的に支持されるエンタメAIサービスを志向しています。
これからの目標はありますか?
竹之内:AIを使ったコンテンツ作成はすでに海外で始まっています。一方で、日本では一次コンテンツは豊富にパブリッシュされているにもかかわらず、それを活用した「コンテンツを作るAI」というサービス群の興りはまだまだです。
これまで一次コンテンツを利用する際には権利利用のハードルがありましたが、NFTによってデジタルな権利管理が可能になりました。さらにデジタルコンテンツのマーケットプレイス市場も盛り上がりを見せています。
我々が見る未来は、AI・ブロックチェーン・マーケットプレイスが揃うことで、ユーザーが自在にコンテンツを作り・共有・売買できる、コンテンツに溢れた世界です。
最後に一言お願いします
竹之内:ここまでエンタメに全振りしたAIカンパニーは弊社しかないと思います。聞き飽きた「AIを使った世界初の○○」という単発のコンテンツではなく、ユーザーに長期的に支持されるAIサービス・コンテンツ作りをご一緒できることを楽しみにしています。
- めぇ〜ちゃん
-
「PeCha-KuCha」では好きなキャラクターを選択すると自動で会話を始めます!AIが作るコンテンツを体感してみてください!
それでは次回もお楽しみに!
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