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2021年10月06日

心電図×AIで不整脈患者を救う - カルディオインテリジェンス

株式会社カルディオインテリジェンス
武智 峰樹
取締役・CDO

2021年9月17日、KDDI ∞ Laboの月次全体会(完全オンライン実施)において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

3社目はカルディオインテリジェンスです。クラウド型心電図解析サービス「SmartRobin」を提供するスタートアップです。今回は株式会社カルディオインテリジェンス 取締役・CDOの武智 峰樹氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
「SmartRobin」はクラウド型心電図解析サービスです。高い心房細動検出性能を持ち、心電図解析の専門知識が無くても簡単に使うことができます!

取締役・CDOの武智氏に伺いました

何をしている会社ですか?

武智:⼼臓病診療を受けられない患者さんを世界からなくすことを目標に、すべての不整脈患者を救うためテクノロジーで世界中の医療従事者をサポートする企業です。医療現場に精通したスタッフとAIエンジニアによる医療xAIの知見・データ・技術を武器に、現場で本当に役⽴つソフトウェア医療機器開発を行っています。

国際医療福祉大学発ベンチャーとして、研究者でありかつ臨床医である専門医チームが、事業利用可能な質の高い深層学習用データを3年かけて収集し先行優位性を確保しました。創業に際しては専門医・AIスペシャリスト・医療ICT専門家を擁し、創業1年でソフトウェア医療機器の市販化に成功しました。


「SmartRobin」サービスイメージ

なぜ会社を立ち上げたのですか?

武智:心電図は100年以上の歴史があり、医学の検査の中では”枯れた”と考えられている技術ですが、今でも世界中で利用されています。そして医師を含めた多くの医療スタッフは、未だに心電図を読むトレーニングに長い時間を費やし、それでも見落としがないかを恐れているのが現状です。

また心電図は21世紀に入っても自動判読の技術は成長せず、特に時間軸(横)方向、すなわち不整脈を読み取る判読技術は古典的な機械学習の苦手とする分野であり、未だに充分な検査・診断・治療機会を得られない患者さんが世界中にいらっしゃいます。そのような課題を克服するため、心臓の専門医とAIのスペシャリストがタッグを組み、医師の専門的な所見を備えたデータとディープラーニングの技術をもとに、これまでの自動判読とは一線を画す心電図判定人工知能(AI)を開発するに至りました。

これからの目標はありますか?

武智:心房細動は発作が起きているときに受診しないと診断が難しい不整脈です。長時間の心電図をすべての人に行うことはコスト的にも診断技術的にも難しいため、未発見のまま放置されている心房細動患者さんは日本に70万人以上いるという報告もあります。

カルディオインテリジェンスでは非発作時の心電図波形から心房細動の存在を検知できるAIを開発しました。たとえ測定時間内に発作が捕捉されなくても、特徴量を抽出して心房細動の兆候を検出できるAIです。このAIを活用した医療機器開発により心臓専門医不足の医療現場を支援し、心電図検査をより身近なものにすることで、世界に⼼臓病診療を受けられない患者さんがいない未来を目指しています。

最後に一言お願いします

武智:カルディオインテリジェンスは、医療現場で”使える”ディープラーニングAIとICTですべての人に届けられる心電図のDXを実現し、心電図xAIを武器に、医療にとどまらないIoTヘルスケアソリューションへと成長します。新たなIoT市場を切り開いて参ります!

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
医療の領域においてもAIの活用やDX推進がよりよい現場をつくっているのですね!

それでは次回もお楽しみに!

株式会社カルディオインテリジェンス
https://www.cardio-i.com

「心臓病診療が受けられない患者さんを世界からなくす」
人工知能を用いた自動診断システムの研究・開発を行う。

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