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2021年12月24日

感情解析で「察してくれる世界」の実現を目指す - AZAPA

AZAPA株式会社
子浦 恵
Biz Dev担当

2021年11月19日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

1社目はAZAPAです。感情解析プラットフォーム「La Cause」を開発するスタートアップです。今回は、AZAPA Biz Dev担当の子浦 恵氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
プロジェクトオリーブでは、人の生体情報から感情を解析し、様々なサービスに変換するプラットフォームを運営しています!

Biz Dev担当の子浦氏に伺いました

何をしている会社ですか?

子浦:弊社はオートモーティブ事業をメインとした企業ですが、今回ご紹介させて頂くOlive(オリーブ)は、感情解析技術を活用したサービスを展開しているプロジェクトです。プロジェクトオリーブでは、人が発する複数の生体情報から感情を解析し、その感情データを活用することでMaas、Haas、Paasなど多様なサービスに変換するプラットフォームの開発を行っています。

生体情報を収集・蓄積し、独自アルゴリズムとAIにより「ストレス」などいくつかの感情を解析結果として表示する技術基盤「La Cause(ラクーズ)」の提供も行っています。自社サービスの要件に応じ、解析結果のパターン数を増やすことができるよう、個別開発にも対応しています。


「La Cause」イメージ

なぜプロジェクトを立ち上げたのですか?

子浦:プロジェクトオリーブを立ち上げたのはカンパニープレジデントの竹内精治さんです。プロジェクトは自動車の乗り心地の研究・開発から始まりました。

自動車分野においても基本的性能だけでなく、使いやすさ、心地よさ、安全であるといった人の感性に関わるデジタル化が求められています。そのためには人の感情を理解することは不可欠になります。自動車分野に始まり、現在は、従業員の健康・心理状態をモニタリングし、働き方改革を推進する開発など多様な領域に事業を展開するまでになりました。

当初2名で始まったチームは、コンピュータ科学や数理科学、神経科学、メカトロニクスといった専門性を持つメンバーも加わり、15名に拡大しています。人々のウェルビーイングの向上を目指し、ストレスや喜怒哀楽の感情推定のみならず、集中、フロー、マインドフルネスへと研究・開発の枠を広げています。

これからの目標はありますか?

子浦:私たちは「察してくれる世界」の実現を目指しています。感情解析プラットフォーム「La Cause」を軸に、自動車の安全やオフィス環境の向上、メンタルヘルスケア、心配りのコミュニケーションまで幅広い領域で、人や社会が健康で持続可能な幸福を実現するテクノロジーを提供していきます。

これまで数多くの感情研究に触れてきた私たちは、「感情」の働きの重要性を確信しています。人の感情を中心におき、製品やサービスを考えることで温かな社会づくりに貢献できると考えています。

最後に一言お願いします

子浦:これからも様々な社会課題の解決に挑み、そして人々の潜在的な力を引き出す開発に弊社の感情解析ソリューションを提供したいと考えております。このような取組を行う上で、様々な業界、業種、業態の企業様のお力をお借りし、連携していくことが必要不可欠であると感じております。心を揺さぶるような開発に皆様とご一緒できればと願っております。何卒よろしくお願いいたします。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
感情解析の研究によって「察する文化」の日本人に合ったサービスが生まれそうですね!

それでは次回もお楽しみに!

AZAPA株式会社
https://azapa.co.jp/
自動運転における機能・性能設計ソリューション、制御最適化ソリューションを展開する。

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