- インタビュー
2025年06月06日
スタートアップに会いたい!Vol.93- 東芝

- 株式会社東芝
相澤 宏行 - DX・デザイン&コミュニケーション部 シニアマネジャー
連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業100社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2025」からご確認いただけます。
【コメ兵ホールディングス】に続く第93回目は東芝です。東芝の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!
相澤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
相澤:東芝の経営理念は「人と、地球の、明日のために。」です。エネルギー、インフラ、デバイスといった事業領域を中心に、データの力を活用することで、そのポテンシャルを最大限に発揮し、カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーの実現に向けた事業展開を行っています。
DXにおけるデータ・デジタル活用の文脈では「産業のデータ」と「人のデータ」に注目しています。産業のデータでは、インフラ、エネルギーの領域で生まれる企業のデータをAI技術などで分析し、新しいサービスの創造を目指しています。
人のデータとしては、企業の製品・サービスを使用する人々のデータを分析することで価値のあるサービスの創出を目指しています。また、DXの先を見据え、量子技術の活用にも取組んでいます。長年培ってきた量子技術の研究開発を加速し、QX(Quantum Transformation)の実現に向けて量子暗号通信や量子コンピューターなどの製品・サービスの創出を行っています。
これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?
相澤:2020年から年に1回ずつ、東芝オープンイノベーションプログラムという社外パートナー様と連携して新規事業を創出する取組を行っています。過去5年間に渡り、5回のプログラムを実施し、50件以上の協業プロジェクトを創出しています。
必ずしもすべてが事業化するわけではありませんが、業務資本提携まで至るパートナーシップを複数件創出しています。東芝の先端技術・プロダクトをご提供し、一緒に事業化に取り組む社外のパートナー企業様のビジネスを進化させることを目指しています。
御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?
相澤:東芝グループの事業領域であるエネルギー、インフラ、デバイス、デジタルソリューション、データサービスなどの分野を中心に、デジタル技術とデータを積極的に活用する新サービス・ビジネスモデルの創出に取組んでいます。特にエネルギー、社会インフラ領域でのデジタル・データ活用に重点を置いています。
スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?
相澤:エネルギー、インフラ、デバイス、デジタルソリューション、データサービスなどの分野を中心に様々なプロダクト・技術をご提供しています。また、東芝の培った法人企業の客様との協業なども視野に入れています。
サービスイメージ
最後に一言お願いします
相澤:まずはフランクにお話ししましょう。「会社対会社」以前に「人対人」が大事で、「この人と一緒にやりたい」という信頼関係がないとプロジェクトは前に進まないと考えています。ざっくばらんにやっていることを教えていただきたいですし、こちらも東芝のことを正直にお伝えしたいです。

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