- インタビュー
2024年10月29日
データセンターの 消費電力を50%削減! - TopoLogic
- TopoLogic株式会社
伊藤 悠 - 事業開発 統括
2024年10月24日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ4社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
2社目はTopoLogicです。トポロジカル物質を用いた新たなメモリ「TL-RAM™」の研究、開発をするスタートアップです。今回は、TopoLogicの事業開発 統括 伊藤 悠氏にお話を伺いました。
- めぇ〜ちゃん
- 熱を0.01秒未満で検知する熱流センサ TLセンシングと、データセンターの消費電力を50%削減する半導体メモリ TL-RAMを開発しています。
事業開発 統括の伊藤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
伊藤:トポロジカル物質と呼ばれる、量子力学に基づく新素材を活用し、熱流センサ技術/半導体メモリ技術の開発を行っております。トポロジカル物質は一般的な金属の合金ですが、特殊な科学効果を発生させる為、それを応用することで、これまでにない技術を実現することが可能です。当社の技術を活用してお客様の製品性能向上、新需要の開拓を一緒に実施させて頂きます。自社で工場を持たないIPベンダーのビジネスモデルを目指しております。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
伊藤:トポロジカル物質の研究の第一人者である、東京大学理学部の中辻教授が研究成果に基づくトポロジカル物質の社会実装の為に2021年にTopoLogicを企業致しました。TopoLogicは「トポロジカル物質の最先端研究成果を活用して、チャレンジングな社会課題を解決し、豊かでサステナブルな世界を実現する。」をミッションに掲げ、研究成果のみに依拠するのではなく、社会のニーズを理解した上で技術を開発することで、社会への貢献を目指して参ります。
これからの目標はありますか?
伊藤:データセンターにおける電力消費は、AIサービスの急速な普及などを受けて、爆発的に増加しており、2030年には現在(2023年)の4倍にも達すると言われております。カーボンニュートラルの実現を目指すことを考えれば、電力不足がボトルネックとなって様々なサービスの利用が制限される可能性もあります。この問題に対して、TopoLogicはハードウェアの側面から取り組み、消費電力を低減させることで、サステナブルな社会の実現を目指しております。
最後に一言お願いします
伊藤:0.01秒未満で熱を検知する熱流センサ技術TL-SENSING、データセンターの消費電力を50%削減する半導体メモリ技術TL-RAMの開発を行っております。事業連携、製品の共同開発、当社への投資に関心を持って頂けましたら、熱くお声がけください!HPからのご連絡もお待ちしております!
- めぇ〜ちゃん
- 2016年にノーベル物理学賞を受賞したトポロジカル物質の社会実装を目指すTopoLogicに注目です!それでは次回もお楽しみに!
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