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2024年09月24日

スタートアップに会いたい!Vol.85- 東武鉄道

東武鉄道株式会社
根岸秀行(写真左)
観光事業推進部 課長
東武鉄道株式会社
柳瀬拓弥(写真右)
観光事業推進部 新規事業担当 課長補佐
東武鉄道株式会社
大矢幸代(写真中央)
観光事業推進部 新規事業担当 主任

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業100社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2024」からご確認いただけます。


【三菱HCキャピタル】に続く第85回目は東武鉄道です。東武鉄道の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


根岸氏、柳瀬氏、大矢氏に伺いました

何をしている会社ですか?

根岸:東武グループは鉄道事業を中心に、交通、レジャー、不動産、流通など、お客様の暮らしに密着した様々な事業を行っており、2024年で創業125周年を迎えました。当社沿線には浅草や日光、川越といった観光地が点在しており、グループ会社には東京スカイツリーや現存する日本最古のクラシックホテルである日光金谷ホテルなどがあります。

沿線やグループ企業に多くの観光資源を有する当社グループにとって、近年のインバウンド需要に代表される観光産業の拡大は、今後の事業成長の強力な追い風になると考えています。

スタートアップの皆様との事業共創を加速させることで、観光産業や沿線地域の更なる発展に寄与していきたいと思っています。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

柳瀬:東武グループでは、スタートアップの皆様との協業によって新たな観光事業の創出や事業課題の解決を図る「TOBU OPEN INNOVATION PROGRAM」を実施しています。

過去2年間の「TOBU OPEN INNOVATION PROGRAM」では、250件以上の共創提案をいただき、これまでに15件以上のPoCを実施しています。

関東私鉄最長の路線網に広がる様々な観光資源をフィールドに、スタートアップの方々と新たな事業の創出を目指しています。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

大矢:当社では特に以下の3つの観点から、スタートアップの皆様と協業を図りたいと考えています。

  1. 既存観光アセットを活用した新たな観光体験の創出
    閑散繁忙の波が激しい観光地や、プールやスキー場など季節性の強い観光アセットに新たな価値を付加することで、収益性を更に高める取り組みを検討しています。
  2. 運営効率の向上と利便性向上の両立
    労働集約型の産業構造の転換を図るだけでなく、観光客の利便性や満足度も高まる観光DXの推進を図りたいと考えています。
  3. インバウンド向けサービスの更なる拡充
    当社では基礎的な多言語対応をはじめ、訪日外国人観光客の方々が観光を楽しめる環境の整備や魅力的な新サービスの開発に注力しています。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

柳瀬:東武グループは関東私鉄最長の路線網を持ち、通勤通学から観光利用までカバーしています。他社線との相互直通運転を含めると、1日約500万人以上のお客様とのタッチポイントを有しており、特急列車や駅施設のみならず、豊富な交通関連データとの連携も可能です。

また、鉄道事業以外にも、バス・タクシーなどの2次交通やタワーや遊園地などの観光施設、百貨店や大規模商業施設など、観光に関する様々なアセットを有しており、これらアセットを横断した取り組みも検討したいと考えています。

アセットイメージアセットイメージ

最後に一言お願いします

根岸:急速に拡大する観光産業ですが、深刻な人手不足や労働生産性の低さ、オーバーツーリズムなど、直面する課題が多い側面もあります。

観光産業を日本の基幹産業として次のステップに押し上げるような取り組みを、スタートアップの皆様と一緒に行っていきたいと思っています!

また、皆様からの共創アイディアを募集するホームページをオープンいたしました。東武グループが抱える課題を一緒に解決していただけるアイディアをお待ちしています!

<リンク先> TOBU OPEN INNOVATION PROGRAM

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