東急アライアンスプラットフォームとは

東急アライアンスプラットフォームは、東急株式会社が運営する事業共創プラットフォームです。2021年8月、「TAP」はアクセラレートプログラムからからプラットフォームへ、これまでの参画事業者を中心とした取組みに留まらず、東急グループの誰もがオープンイノベーションという選択肢を当たり前に持ち、実行可能なプラットフォームへと進化しております。

また過去10年間で延べ1,100社以上のエントリーのうち130件以上のPoCやテスト導入、50件以上の事業化や本格導入、うち9社との業務・資本提携を実現しています。

▼東急アライアンスプラットフォーム運営事務局
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事業共創ピッチ

事業共創ピッチは、スタートアップを中心とした企業との事業共創を推進する「東急アライアンスプラットフォーム 2024」で実現した内容です。今回も、スタートアップと東急グループの事業共創に関するDemoDayの最終審査が実施されました。

1. 【登壇】株式会社grow & partners ×東急株式会社 生活サービス事業部

grow&partners社は、一時保育のマッチングサービスを展開するスタートアップです。一時保育・一時預かりの保育施設をLINEで検索・即時予約できるサービス「あすいく」の運営、子どもを短時間預かる一時保育サービス「ハピいく」を提供しています。

東急グループとは今後、お買い物の場として多くの人が集まる東急百貨店での体験型保育の実施を皮切りに、幅広な東急グループ関連施設と連携を実施していく予定とのことです。


代表取締役 幸脇啓子氏

2. 【登壇】株式会社PBADAO×東急株式会社 都市開発本部

PBADAO社は、ブロックチェーンのユーザビリティを向上させるインフラプロダクトのAPI/SDKを提供するスタートアップです。歩くことで自然環境に自動的にファンディングされ、ポイント（PUC）を受け取ることができるソーシャルファイナンスアプリ「Pucre」の提供や、NFCチップを活用したハードウェアウォレット「pokke（ぽっけ）」を開発しています。

東急株式会社とは、2023年から「SHIBUYA Q DAO」という渋谷の街を舞台にしたユーザー参加型・共創型のプロジェクトで連携し、NFTとカード型ハードウォレットによって新しいエンタメ体験や優待を受けられる仕組みを構築しているそうです。

2024年11月には「SHIBUYA Q DAO」の1周年を記念し、Pucreを活用した「SHIBUYA GREEN ACTION」を実施、2025年2月には渋谷区主催のアートとテクノロジーを掛け合わせた最新カルチャーを体験できるイベント「DIG SHIBUYA 2025」で、東急株式会社と連携してPucreを活用し、渋谷の街で公共空間や商業施設の周遊・集客にポイントを活用しながら環境保全に貢献できる体験をユーザーへ提供しています。


代表取締役　堀井紳吾氏

3. 【登壇】株式会社ピースユー×東急株式会社 生活サービス事業部

ピースユー社は、誰でも気軽にライブ配信ができる日本最大級のライブコマースアプリ「ピースユーライブ」の運営する企業です。ライブを見ながら特別な買い物や、出品と配信の2ステップで最短10分で始められます。

2024年9月に株式会社東急百貨店と連携し、渋谷ヒカリエShinQs内のコスメ商品を営業時間後の時間帯を活用してライブコマースで全国に販売し、普段は渋谷に訪れる機会が無い方や、買い物に行く時間が取れないお客さまからの購買に繋げるなどの連携を実施されました。


代表取締役　藤瀬公耀氏

4. 【登壇】株式会社リバース ×東急バス株式会社

リバース社は、バスを活用した移動型施設を提供するスタートアップです。引退した路線バスの車両をサウナに改造した移動型サウナバス「サバス」を運営しております。

2024年7月に、引退した東急バス株式会社の路線バスを改造し、長年路線バスとして街中を走ってきた雰囲気を活かしたサバス２号車を製作し、降車ボタンを押すことで熱したサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「押しボタン式のオートロウリュ」（通称：「蒸気降りますボタン」）など、路線バスのデザインをモチーフにした機能が搭載されています。現在は、東急バス㈱がサバス２号車の運行・管理などを行い、東急不動産ホールディングス㈱が運営するリゾート施設を中心に「蒸車」キャラバンを実施しているそうです。


代表取締役 松原安理佐氏

5. 【登壇】Nurse and Craft株式会社 ×東急株式会社 生活サービス事業部

健康データのモニタリングと看護師の定期訪問サービスを組み合わせたヘルスケアサービス「STARTWELL」の提供、過疎地域でヘルスケアサービスを展開するスタートアップです。広島県・安芸灘地域の長所を生かした訪問看護ステーション「うらにわ」の運営、3Dプリンタや木工CNCルーター等のデジタルファブリケーションを用いた、福祉用具や家具等の開発・製造を行うデジタルクラフト工房の展開しています。

2024年11月から東急ベルと連携し、お客様とのリアルな接点を持つエリアコンシェルジュを通じて、スマートウォッチや尿検査のデータを活用し、個々のライフスタイルに合わせた健康アドバイスを提供する実証実験を実施しているそうです。


代表取締役社長　深澤裕之氏

受賞式

5社のスタートアップが登壇され、それぞれパートナー企業との共創についてお話いただいたのち、今年度のDemo Dayでは「オーディエンス賞」「SOIL賞」「二子玉川賞」「渋谷賞」「東急賞」が審査員により選定されました。

緊張感が漂う中、「オーディエンス賞」はピースユー社、「SOIL賞」にはPBADAO社、リバース社、「二子玉川賞」はgrow＆partners社、「渋谷賞」にはピースユー社が受賞されました。そして最優秀賞に当たる「東急賞」の結果発表が行われ、Nurse and Craft社が受賞されました！

　
受賞された皆さま

Nurse and Craft社は、健康データのモニタリングと看護師の定期訪問サービスを組み合わせたヘルスケアサービス「STARTWELL」を提供しています。

Demo Dayでは、スタートアップ企業だけでは解決が難しいと思われる高齢者の健康維持や社会的孤立・孤独という日本における重要な社会課題の解消に向けて、リアルな顧客接点を持ち、東急線沿線でまちづくりを進める東急グループが連携して取り組む親和性の高さや意義の大きさが評価されました。

めぇ〜ちゃん

スタートアップ様と東急グループとの事業共創の事例に触れることができたイベントでした！今後も、オープンイノベーションに関する情報を発信していきますので、お楽しみに！
以上新米記者めぇ～ちゃんでした！！