- インタビュー
2025年02月13日
廃棄物の情報を可視化し社会の資源循環を促進 - レコテック

- レコテック株式会社
荒井 亮介 - 執行役員
2025年2月5日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
5社目はレコテックです。プラスチック資源を循環させる事業「pool(Circularity Design Tool)」を展開するスタートアップです。今回は、レコテックの執行役員 荒井 亮介氏にお話を伺いました。
めぇ〜ちゃん
- Circularity Design Tool - pool は、廃棄物の発生情報(量、場所、時期、種類 など)を可視化し、廃棄物を再生資源として循環させるマーケットプレイスをつくるプラットフォームです。簡潔に、感覚的に廃棄物情報を登録し、視認性の高いダッシュボードで廃棄物データを解析できます。収集運搬ルートの効率化や再生材料の安定調達にお役立てください。
執行役員の荒井氏に伺いました
何をしている会社ですか?
荒井:RECOTECHは、社会の資源循環を促進させるプラットフォーム、Circularity Design Tool - pool を展開しています。poolは、廃棄物の発生情報(量、場所、時期、種類 など)を可視化し、廃棄物を再生資源として循環させるマーケットプレイスをつくるプラットフォームです。pool をサブスク利用することで、ユーザーは簡単に廃棄物管理のDX化や再生材料の安定調達を実現することができます。これまで、百貨店や商業施設、オフィスビル、マンション、工場など様々な廃棄物発生現場へ導入し、プラスチック、生ごみ、廃食油などあらゆる資源を循環させてきた実績があります。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
荒井:RECOTECHは、「世代間責任を果たす」をミッションに掲げるClimate Tech カンパニーです。現在の廃棄物の仕組みは、焼却もしくは埋め立てがほとんどで、次世代に負債を残している状況です。テクノロジーでこの構造に変革を起こし、ごみという概念のない社会をつくることを目指しています。
これからの目標はありますか?
荒井:廃棄物の新たなインフラpoolを通じて、単なる廃棄物処理の効率化に留まらず、静脈資源の価値最大化と、新たな資源循環ビジネスの創出を実現します。結果として、環境負荷を大幅に低減し、持続可能な社会の実現に大きく貢献します。
RECOTECHは、このpoolが、道路や水道、電気のように、循環型社会に必要不可欠なインフラとなり、大きな社会的インパクトと経済的リターンを生み出すことを確信し、事業を推進しています。
最後に一言お願いします
荒井:RECOTECHは、ビジネスを通じて本質的なサーキュラーエコノミーの実現を目指しています。志を共にして、資源循環を共創するビジネスパートナーになれたら嬉しいです。
めぇ〜ちゃん
- pool事業はプラ新法の大臣認定を取得、これまでに関東圏・九州地区での回収を開始し、2024年には関西をはじめとする大都市を中心に全国展開を進めています。今後に注目ですね!
それでは次回もお楽しみに!