- コラム
2020年11月19日
教えて!めぇ〜ちゃん:スタートアップピッチ「MUGENLABO BOOST」ってなに?
教えて!めぇ〜ちゃんのコーナーでは共創・オープンイノベーションの現場で巻き起こる出来事をMUGENLABO Magazine編集部の新米記者、めぇ〜ちゃんとゆるく一緒に紐解いていきます。今回はスタートアップピッチイベント「MUGENLABO BOOST」についてです。
- めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
- 本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
- めぇ〜ちゃん
- 編集長!今日はMUGENLABO BOOSTの取材に行ってきました!
- 編集長
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お、それは何?
- めぇ〜ちゃん
-
11月19日に開催されたスタートアップピッチイベントで、東京虎ノ門にあるKDDI DIGITAL GATEにて開催されました。ZoomとYouTube Liveでも同時配信されるオンラインとリアルのハイブリッド型でした
- 編集長
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どんなテーマのピッチイベントだったのでしょう?
MUGENLABO BOOST - 共創環境編 - とは:国内大手企業全46社がスタートアップの事業支援のために101の自社アセットを提供する「MUGENLABO支援プログラム 2020」の一環で、アセット利用を希望する選抜スタートアップ7社によるピッチが披露され、スタートアップからリクエストされた大手企業はその場で希望に対するフィードバックを行うピッチイベント。
- 編集長
-
なかなか面白そうね!共創環境というのはどんなものなのかな?
- めぇ〜ちゃん
-
大企業が保有するいわゆる「場所」を無償で提供して、そこでスタートアップが自社の技術で課題を解決したり、新しいサービスを提供してお客様の反応を集めたりすることができる環境を指すようです
- 編集長
-
具体的には?
- めぇ〜ちゃん
-
KDDI ∞ Laboが公開する全101種類の支援アセットのうち31種類が「共創環境」に分類されていて、例えばKDDIからは5Gの電波を使ってプロダクトを開発したり接続テストを実施できる空間の提供があったり
- 編集長
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なるほど、他には?
- めぇ〜ちゃん
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あとは松竹さんが持っている歌舞伎座や映画館といった演芸施設や、J.フロントリテイリングさんの大丸松坂屋など百貨店スペースの提供なんかも、色々ありました!
- 編集長
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それらを事前にスタートアップが見て、どんな風に使いたいかというアイディアをピッチしたわけね・・・。ところでどんなところが出たのかな?
- めぇ〜ちゃん
-
順番に紹介しますね!まずは1社目、ライブランさん。ランニング等様々な運動をリアルタイムに不特定多数の人と行うことのできるアプリ「ライブラン」を開発・提供しています
- 編集長
-
リアルタイムに?
- めぇ〜ちゃん
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はい、スマホをもって走りに出る時にイヤホンを通じてトレーナーが生放送でコーチをしてくれて、世界中で色んな場所にいる人が同時にそれを聴きながらランニングできるってことです
- 編集長
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一緒に走ってる感があって楽しそう!
- めぇ〜ちゃん
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そのおかげで継続率もすごく高くて、人々の健康維持にも役立っているようなので、健康を気にし始めている年代の方が集まる「場所」でもっと知ってもらったり、ランニングイベントで集客したりする上で大企業の共創環境を使いたいというご提案でした
- 編集長
-
なるほどなるほど。ピッチイベントの主旨もわかってきました
- めぇ〜ちゃん
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続いて2社目はリエールファクトリーさん。ここはキャッシュレスマップアプリ「AI-Credit」の開発と提供をする会社です
- 編集長
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キャッシュレスマップアプリ?
- めぇ〜ちゃん
-
今Paypayとか色んなキャッシュレス決済アプリがあって、その時々で色んなキャッシュバックキャンペーンをやってるじゃないですか。それでその時にいる「場所」のどこでどのアプリを使って買い物するのが一番お得かというのを地図上で教えてくれるというアプリです
- 編集長
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めちゃくちゃ便利ね!
- めぇ〜ちゃん
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そうなんです。便利なのでもっと色んな人に店頭で知ってもらいたいという提案でした。続いて3社目はBONXさん。双方向同時音声グループコミュニケーションを簡単に実現できるコミュニケーションツールを提供しています
- 編集長
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おもしろそう
BONX for BUSINESS
- めぇ〜ちゃん
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片耳に入れるワイヤレスイヤホンで、同時に複数人で通話できるデバイスです。元々スキー場とか電波の弱いところでも会話しながら滑れるというユースケースで作られたそうなんですが、今は医療の現場などで多くのスタッフがインカム的にコミュニケーションするといった法人需要が高まっているそうです
- 編集長
-
なるほどースタッフがたくさんいるような「場所」で便利そうね
- めぇ〜ちゃん
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はい。続いて4社目はACESさん。画像認識を中心としたAIアルゴリズムの力で、リアル産業のDXを推進する会社です
- 編集長
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東洋経済さんのすごいベンチャー100に選ばれてましたね!
- めぇ〜ちゃん
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そうなんです。最近だとテレビ東京さんと提携して、報道現場でアナログ管理されている大量の紙のニュース資料などを全部デジタル化して、画像認識AIですぐ検索できるようにするといった取り組みが始まっています
- 編集長
-
報道現場という「場所」のDXですね
- めぇ〜ちゃん
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はい。そして5社目はピーステックラボさん。モノのシェアリングサービス「Alice style」を開発・提供する会社です
- 編集長
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モノのシェアリングってどんなことができるのかな
- めぇ〜ちゃん
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例えばちょっと高い美顔器とか自宅用のフィットネス器具とか結構あるじゃないですか。でもちょっと高いし、いきなり買うのはちょっとって時に、1週間単位でレンタルして試せるんですよ。しかもC2Cでそれを実際に持っている一般の人から借りれるのでとにかく安いんです
- 編集長
-
それはいいですねー私も足を乗せるだけでトレーニングをしたことになるアレとか試してみたかったのよね
- めぇ〜ちゃん
-
そういうのがたくさん出品されてます。でそれをアプリだけじゃなくて店頭とか人が集まる「場所」でも展示できたら、モノを貸したり借りたり返せたりする新しいタイプのお店が生まれますよね
- 編集長
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お店とか消費の概念が変わりそう
- めぇ〜ちゃん
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はい。続いて6社目、スピンシェルさん。オンライン接客システム「LiveCall(ライブコール)」を開発・提供しています
- 編集長
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オンライン接客?
- めぇ〜ちゃん
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コロナ対策で最近はお店でも対面接客がなかなかできないので、店頭にタブレットを置いてオンラインで店員さんが商品の解説をしたり質問に答えられるようにするシステムです。スマホやタブレットの普通のブラウザで動くので、お店側も導入の負担が軽いらしいです
- 編集長
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確かに接客が伴う「場所」なら色んな使い道がありそう
- めぇ〜ちゃん
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はい。そして最後7社目はhakkenさん。整理券管理アプリ「hakken」、クラウドレストラン「#いえつなキッチン」の開発・提供をしています
- 編集長
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整理券のアプリ化ですか
- めぇ〜ちゃん
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そうなんです。いまだに人気のお店とか観光名所とかで紙で整理券配ってるところ多いじゃないですか。それで行列ができちゃって店員さんも待つお客さんも大変だし時間も奪われるという。それを店頭にQRコードを置くだけで発行できて、お客さんも時間になったら向かえばいいし、店員さんも行列の整理をしなくて良くなるわけです
- 編集長
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空いた時間をお客さんも店員さんも有効活用できるのはいいですね
- めぇ〜ちゃん
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行列のできる「場所」をDXして、そこに新しい価値を作りたいというご提案でした
- 編集長
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いやー盛りだくさんでしたね。その場で大企業側からフィードバックがもらえるって触れ込みでしたけど、結構あったんですか?
- めぇ〜ちゃん
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各社のピッチごとに最後に大企業側から、もっと個別に商談しましょうという意思表示を「札上げ」でやってました
- 編集長
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「スター誕生」みたい
- めぇ〜ちゃん
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スター…誕生?
- 編集長
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(古いか。。。)
大企業による「面会希望」札上げの様子
次回は世界的に注目が集まる新たなオンライン販売手法「ライブコマース」について、めぇ〜ちゃん記者が取材内容をお届けします!
ライブラン株式会社https://www.liverunapp.com/
ランニング等様々な運動をリアルタイムに不特定多数の人と行うことのできるアプリ「ライブラン」を開発・提供
リエールファクトリー株式会社https://lier-factory.co.jp/
キャッシュレスマップアプリ「AI-Credit」の開発・提供
株式会社BONXhttps://bonx.co
音声コミュニケーションプラットフォーム・ヒアラブルデバイスの企画・開発・販売
株式会社ACEShttps://acesinc.co.jp
画像認識を中心としたAIアルゴリズムの力で、リアル産業のDXを推進
株式会社ピーステックラボhttps://www.peaceteclab.com
モノのシェアリングサービス「Alice style」を開発・提供する会社
スピンシェル株式会社https://www.spinshell.com
オンライン接客システム「LiveCall(ライブコール)」を開発・提供
株式会社hakkenhttps://about.hakken.io
整理券管理アプリ「hakken」、クラウドレストラン「#いえつなキッチン」の開発・提供
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