- コラム
 
2020年11月06日
教えて!めぇ〜ちゃん:スタートアップと企業が出会える「MUGENLABO Cafe」ってなに?

教えて!めぇ〜ちゃんのコーナーでは共創・オープンイノベーションの現場で巻き起こる出来事をMUGENLABO Magazine編集部の新米記者、めぇ〜ちゃんとゆるく一緒に紐解いていきます。今回は「MUGENLABO Cafe」についてです。参加企業担当者がリモートワークしながらスタートアップと繋がることのできるカフェとは一体。

- めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
 - 本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
 
めぇ〜ちゃん- 編集長!今日はカフェの取材にいってきました!
 
編集長- 
それは・・お茶を飲んできた、という報告ですか
 
めぇ〜ちゃん- 
違います!(休憩はちょっとしましたが・・。)大手企業とスタートアップが繋がる「MUGENLABO Cafe」のことです。お話を聞いてきたら思っていたものと違っていて面白い取り組みでしたよ
 
編集長- 
ああ、そっちのカフェでしたか。参加する大企業が終日ブースでテレワークをしながら、訪れるスタートアップと直接コミュニケーションできるミートアップ、という話はなんとなく聞いていました。前回はどういう大企業さんが参加されていたのですか
 
MUGENLABO Cafe とは:スタートアップとのマッチングを希望する大企業、KDDI ∞ Laboパートナ連合40社以上が集まるミートアップイベント。スタートアップは時間内であれば自由に出入りが可能で、パートナ企業といつでも商談ができる「カフェ」形式が特徴。会場にはテレワーク環境が整っているので、パートナ連合は自社ブースで通常業務をしながらスタートアップとのコミュニケーションが可能。2020年7月〜9月に東急の協力の下、渋谷「SOIL」で実施した5日間には、累計250名のスタートアップ・起業家が参加。好評につき、2020年10月〜12月、住友不動産の協力の下「六本木グランドコンファレンスセンター9FルームA」にて合計5回追加開催予定。(参加企業などの詳細はこちらから)
めぇ〜ちゃん- 
京セラさんやJ.フロント リテイリングさん、セブン&アイ・ホールディングスさん、第一生命保険さん、フジテレビジョンさんなどです
 
編集長- 
各社さんの参加の狙いを知りたいですね。調べました?
 
めぇ〜ちゃん- 
もちろんです。例えば京セラさんはリアルタイム言語翻訳やラストワンマイル配送、スペース(宇宙)ビジネスなど幅広いテーマで共創できるスタートアップの方々を探されてましたし、コンビニ大手のセブン&アイ・ホールディングスさんもヘルスケアから高齢者ビジネス、モビリティと、各社さん現業の主力というよりは、未来を見据えた幅広い可能性を求めていたのが特徴的でした
 
編集長- 
この辺りは協業を考えるスタートアップ側も意外に思うかもしれないですね。この大企業がこんなテーマに取り組んでいるんだ、みたいな気付きを与えるのは記者の大切なお仕事です。よろしい。具体的には前回、スタートアップ側はどういう人が参加していたのですか
 
めぇ〜ちゃん- 
基本的にスタートアップ限定のイベントとしているそうなので、スタートアップのCEOやCFO、アライアンス担当の方がいらっしゃるようでした。たまに起業前の方もいらっしゃるようですが、やはり、既にサービスをリリースしている方が具体的な話に繋がりやすいようです
 

2020年7月〜9月 渋谷「SOIL」で実施したMUGENLABO Cafeの様子
編集長- 
スタートアップがふらりとやってきてどう?みたいな話だと大企業の担当者もやりづらいよね。カフェはその辺りどう仕切っているの
 
めぇ〜ちゃん- 
主催しているKDDI ∞ Laboは、パートナ連合各社がどのようなアセットを提供できるか、いま注力している領域はどこか、この2点を事前に参加登録したスタートアップに情報展開するそうです。その上で当日にスタートアップ側から「こんなことをしたい」というアイデアをぶつけるようなスタイルだそうです
 
編集長- 
でもそれだと大企業側は待つだけになりそうよね
 
めぇ〜ちゃん- 
おっしゃる通り、スタートアップから話がなければ暇になる大企業がいます!
 
編集長- 
なかなか辛口になってきたね・・・
 
めぇ〜ちゃん- 
大企業がここと会いたいと思うスタートアップを事前にマッチングしてしまうと、可能性が広がらないため避けているってKDDI ∞ Laboの担当者は説明してました。ただ、実際には暇になるようなケースはなくって、基本的にはスタートアップが20分刻みで入れ替わりながら各社ブースへご相談に訪れている様子でした。運営によるタイムマネジメントもきっちりされているみたいです
 
編集長- 
カフェにはリモートで参加できるのかな
 
めぇ〜ちゃん- 
いえ、対面にこだわっているというお話でした。あるアンケート結果でスタートアップとしては細かいリアクションとかを知るには対面が一番というニーズがあるそうで
 
編集長- 
確かに初対面でディスカッションをするケースは対面がよいよね。で、具体的に進んだ話とかあったのかな
 
めぇ〜ちゃん- 
各社さんの具体的な話題については聞き出すことができず・・・。ただ、話が進みやすいケースとそうでないものについては教えてもらいました
 
編集長- 
ふむ
 
めぇ〜ちゃん- 
事前に大企業のプレスや決算報告を読んで、この事業に対してこのソリューションを組み合わせるのはどうか、みたいな具体的な提案や提携相談ができるスタートアップは話が進みやすいようでしたね。逆にスタートアップの会社説明をしてどうですか?みたいなコミュニケーションは厳しいそうです
 
編集長- 
確かに大企業側は情報収集していても、スタートアップがソリューションを持っているだけに、スタートアップからのアイデアがある方がディスカッションしやすいよね
 
めぇ〜ちゃん- 
あと、大企業としてはアセットやアイテムがすごく多いので、スタートアップからきっかけをもらった方が動きやすいというのもあるみたいです
 
編集長- 
なるほど、よい取材でした。じゃあ次は具体的な連携の話題を各社から聞き出してきてもらおうかな
 
めぇ〜ちゃん- 
スクープ取れるようがんばります!
 
次回は世界的に注目が集まるサービス効率化の手法「ローコード・ノーコード」」について、めぇ〜ちゃん記者が取材内容をお届けします!
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