- インタビュー
2026年01月27日
人の感情や心理状態を可視化「感情インフラの提供」を目指す - Olive

- Olive株式会社
大久保 有右 - Business Development
2026年1月21日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行った。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューを実施したのでご紹介!
2社目はOlive。生体データの解析を通して、人の行動や意思決定の背景にある感情との因果関係を解き明かす事業を展開するスタートアップ。今回は、Olive Business Developmentの大久保 有右氏にお話を伺った。
めぇ〜ちゃん- 人の感情や状態を可視化するクラウドベースのプラットフォームを提供しています。人が意図的にコントロールできない生体反応を、非接触で取得・解析する技術を強みとしています。
Business Developmentの大久保氏に伺いました
何をしている会社ですか?
大久保 :人の感情や状態を生体反応から推定・可視化するプラットフォームを提供するスタートアップです。喜怒哀楽、集中度、ストレス、といった「無意識の本音」をデータとして捉えます。
これまでアンケートなどの自己申告に頼らざるを得なかった顧客体験の把握やストレスチェック等を、感情データという新しい指標で補完できる点が特徴です。また、録画・録音を行わないため、ユーザーのプライバシーに配慮した感情推定が可能です。
主な提供形態はクラウドベースのプラットフォームで、教育、エンタメ、小売、観光など幅広い領域で活用されています。単なる分析ツールにとどまらず、感情可視化を使用した新規事業の創出も行っております。

サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
大久保 :私たちは、「察してくれる世界」の実現を目指しています。人は本音や感情を常に言葉にできるわけではなく、言語化された発言がそのまま本心を表しているとは限りません。そのため、教育や評価、マーケティング、組織運営といった多くの場面で、アンケートや発言といった言語情報だけでは捉えきれない部分が存在しています。
Oliveは、こうした構造的なギャップを埋めるために、「感情を測る」という新しいアプローチを社会に実装することを目的に立ち上げられました。
あらゆるもののスマート化が進む中で、私たちが忘れてはならないのが「人の感情」です。感情は、行動や意思決定、創造のすべてを生み出すエネルギーの源です。私たちはその源泉を解き明かし、可視化し、スマート社会の設計や意思決定の中に自然に反映していくことを目指しています。
これからの目標はありますか?
大久保 :これからの目標は、「感情計測を社会インフラに乗せる」を実現することです。
感情や心理状態は、これまで可視化が難しく、個人の感覚や経験に委ねられてきました。しかし本来、感情は意思決定や行動の質を大きく左右する重要な情報です。
私たちは、感情計測を特別な分析対象として扱うのではなく、電気や通信のように“あって当たり前”の基盤として提供したいと考えています。教育、組織運営、商品開発などあらゆる領域で、感情インフラを提供することがOliveの目指す未来です。
感情が正しく扱われることで、無理や見過ごしが減り、人と社会の関係性がより健全で持続的なものになると考えています。
最後に一言お願いします
大久保 :感情データの活用は、まだ誰も正解を持っていない未知の領域です。前例も、完成形もありません。だからこそ私たちは、出来上がった答えを提供するのではなく、一緒に試行錯誤しながら道そのものをつくっていけるパートナーと出会いたいと考えています。
KDDI 中河- ★推しポイント★
アンケートでは捉えきれない「無意識の本音」をデータ化し、教育、HR、小売など多領域の課題解決を実現できるサービスとなっており、これまでになかった客観的な共通指標が持てることに大きな魅力を感じます!さらに録画・録音不要でプライバシーに配慮した独自技術は、社会実装の容易さと信頼性を両立しています。感情をインフラ化し「察してくれる世界」を目指す姿勢は、次世代のスマート社会に欠かせない要素として期待が高まります!それでは次回もお楽しみに♪

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