- インタビュー
2023年10月31日
スタートアップに会いたい!Vol.21- カシオ計算機
- カシオ計算機株式会社
末木 司 - 開発本部 事業イノベーションセンター 第一企画部「スポーツ/ヘルスケア」担当
連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業80社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2023」からご確認いただけます。
松竹に続く第21回目はカシオ計算機です。カシオ計算機の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!
末木氏に伺いました
何をしている会社ですか?
末木:カシオ計算機はGショックや電子辞書が有名ですが、私たちの社会における使命は、人々の生活に貢献し続けることです。使って下さる方の様々なライフスタイルに溶け込み、いつも身近にある、最も大切な存在となるものだけを作り続けたいと考えています。
カシオにはウェアラブル技術やプリンティング技術、カメラ技術などこれまで培ってきた強みがあります。当社独自の強みと世の中のメガトレンドから生じるニーズを繋ぎ、社外のパートナーとも共創することで、カシオにしかできない「使う人にとって大切なもの」を創造します。人々の健康のため、あるいは美容のため、安全のため、新しい体験を提供していきます。
これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?
末木:インターネット時代になり価値観が大きく変わる中、事業共創による新規事業開発に取り組んでいます。具体的には、スポーツテック事業、ビューティテック事業、メディカル事業などで共創事業を行っています。
今回アセット提供している、ランニングサービス「Runmetrix」、フォーム解析デバイス「モーションセンサー」もスポーツテック事業領域でのアシックス様との事業共創です。
カシオのセンシング技術とアシックススポーツ工学研究所で培ったランニングの知見・ノウハウとを融合し、ランナーひとりひとりに最適な情報を提供いたします。
御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?
末木:ランニングフォーム分析データを活用いただけます。
ランニングフォームを高精度に計測可能なモーションセンサーを展開中であり、集まったデータを活用した新たなビジネスモデルを検討したいと考えております。
自社のデータを直接販売するビジネスのみならず、他社のもつデータとも相互連携することでよりデータとしての価値を高めていくことも積極的に検討いたします。
データをいかに加工して新たな付加価値を付けていくか、データアナリティクス的な側面での協力パートナーも探しております。
スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?
末木:現在、販売中のランニングフォーム分析デバイス(モーションセンサーCMT-S20R-AS)、スマートフォンアプリケーション(Runmetrix)をアセットとして提供いたします。
モーションセンサーには、GPS、加速度、角速度、地磁気、気圧センサーが搭載されており、カシオ独自の解析アルゴリズムにより、接地時間や上下動、骨盤の回転や傾きなどランニングフォームに関する数多くの指標を算出可能です。
モーションセンサーCMT-S20R-AS/Runmetrix
最後に一言お願いします
末木:人をセンシングする「モノ」とデータを分析・可視化する「コト」を通して、
目標に向けて前向きに運動することをサポートし、新たな生活体験を創造していきたいと考えております。
皆様と協業できることを楽しみにしています!
カシオ計算機と面会・提案したい!というスタートアップの皆様はメールにてご連絡ください。メールはこちら
メールには以下情報を記載の上、ご連絡ください。
事務局から折り返し連絡いたします。
<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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・面会/提案希望先(大企業名/提案概要)※複数可
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